コラム

春野サクラだけが「KOする」と書かれていない——判明済み24枚で唯一の「持ち主の手札に戻す」札と、コスト1でDMG2という唯一の数字

この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。

カード1枚分析の第19回です。今回は春野サクラを読みます。

前回の うずまきナルト(N-004)で、カード番号まで読めている判明済みキャラは全部読み切りました。ここからは、券面のステータスと効果テキストは読めているのにカード番号だけが画像で見切れている4枚に入ります。今日はそのうちの1枚です。

このカードには、判明済み24枚の中でたった1枚しかない書き方が2か所あります。

1枚「持ち主の手札に戻す」と書かれた判明済みカード相手のキャラを動かす7枚中
1枚コストが読めていて DMG 2 のカードコスト判明12枚中
0枚コスト2でDMGが2以上のカードコスト2の4枚は全部DMG 1

この記事の前提: 春野サクラの券面は、Gen Con 2026で配布された英語版デモカードの高画質スキャン画像(SAMPLE透かし・NOT FOR SALE表記/Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語のカード名・効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳です。出どころが公式の公開画像ではないため、この記事には引用画像を載せません。 またカード番号は画像の下部が見切れていて確認できていません。集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。

1. 券面を読む

項目記載
カード名春野サクラ
カード番号未確認(画像で見切れ)
カード種類キャラクターカード
レアリティR
チャクラコスト1
DMG2
POW6
HP4
特徴体術 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班

効果テキストは2行です。

【サポート】Cha! 【相手のアタック中】キャラ1枚を選ぶ:選んだカードを持ち主の手札に戻す。

1行目の「Cha!」は効果ではなくこのサポートの名前です。【サポート】12枚に全部技名が入っていることを確認した記事のとおり、12枚のうち技名ではなくセリフが入っているのはサクラと香燐(N-010)の2枚だけで、「Cha!」は英語版でサクラの口癖に当てられた表現です。日本語版の表記は発表されていません。

2. 「KOする」と書かれていない、唯一の1枚

効果テキストが読める24件のうち、相手のキャラを場から動かす効果を持つカードを全部並べます。

カード書かれている動詞行き先
N-004うずまきナルト N-004キャラすべてをKOするトラッシュ
千鳥のうちはサスケキャラすべてをKOするトラッシュ
N-006自来也 N-006レスト状態のキャラを2枚までKOするトラッシュ
大蛇丸レスト状態のキャラを2枚までKOするトラッシュ
日向ヒナタEXキャラ以外のキャラ1枚をKOするトラッシュ
N-014EXうちはサスケ N-014キャラ1枚をKOするトラッシュ
春野サクラキャラ1枚を持ち主の手札に戻す手札

7枚中6枚が「KOする」。「戻す」と書いてあるのはサクラだけです。

除去カードを整理した記事では、この7枚をまとめて「除去」として扱っていました。しかし行き先が違うカードが1枚だけ混じっていることになります。

ゾーン間の移動を書いた判明済みカードは他にもありますが、いずれも自分のカードが対象です。うちはサスケ リーダー(N-012)は「自分の手札1枚をデッキの上に置く」、EXうずまきナルト(N-003)とガマブン太(N-005)は自分のデッキ・トラッシュからキャラを登場させます。相手のカードを、トラッシュ以外の場所へ動かすカードは、判明済みではサクラの1枚だけです。

3. EXキャラに当てたときだけ、意味が変わる

「KOする」と「手札に戻す」の差が最も大きく出るのは、EXキャラクター4枚を対象にしたときです。

EXキャラクターは券面の1行目が全部「このカードは通常プレイできない。」で、チャクラではなく自分のキャラをトラッシュに置く【登場条件】を払って場に出ます。

EXキャラ【登場条件】POW / HP
N-003EXうずまきナルト N-003自分のキャラ1枚と、パワー10以上のキャラ1枚をトラッシュに置く11 / 10
N-005ガマブン太 N-005自分のパワー10以上のキャラ1枚をトラッシュに置く10 / 8
N-014EXうちはサスケ N-014自分のキャラ1枚と、{鷹}特徴を持つキャラ1枚をトラッシュに置く10 / 11
N-022マンダ N-022自分のキャラ1枚をトラッシュに置く8 / 10

サクラの効果テキストには対象の制限が1つも書かれていません(「EXキャラ以外」も「相手の」も付いていません)。文字どおり読むなら、この4枚もそのまま手札に戻せます。

ここからは推測です: この点は8月6日の伏せ札の記事でも一度触れていますが、あらためて書きます。EXキャラが手札に戻った場合、もう一度場に出すには【登場条件】を払い直す必要があると読むのが素直です。N-003 なら自分のキャラ2枚、N-014 なら{鷹}を含む2枚を、あらためてトラッシュに置かなければなりません。KOされて1枚失うのと比べて、手札に戻されるほうが重いという逆転が起きる可能性があります。ただし公式ルールブックは未公開で、手札に戻したカードの扱いも、EXキャラが手札から再登場できるのかも公式に説明されていません。ここは断定できません。

4. コストが読めている12枚で、DMG 2 はサクラだけ

ステータス欄も見ておきます。判明済み38件のうち、券面にチャクラコストの数字が印字されていて読めるのは12枚です(EXキャラ4枚にはコスト欄の数字がなく、リーダー2枚とアート版・チャクラカード等にも数字がありません。波風ミナト N-007・うちはイタチ N-013・山中いの N-011・重吾 N-019は画像でコスト欄が読めていません)。

その12枚のDMGを並べると、こうなります。

コストが読めている12枚のDMG
  • DMG 1 11枚(92%)
  • DMG 2(春野サクラ) 1枚(8%)

11枚が DMG 1 で、DMG 2 はサクラの1枚だけです。

しかもコストが高いほうが DMG が高いわけではありません。コスト2の4枚(N-004・N-006・大蛇丸・千鳥サスケ)は全部 DMG 1 で、コスト1のサクラのほうが打点が高い形になっています。

8月16日にチャクラコストを並べ直した記事では、本体(POW+HP)の合計もコスト2のほうがむしろ小さい(コスト1が10〜11、コスト2が9〜11)ことを確認し、「コストは本体ではなく術に値付けされている」と書きました。

今回分かったのは、同じ逆転がDMG——つまり打点の側にも起きている、ということです。

POW・HP・DMG という券面の数値3つがどれもコストと比例していないわけで、8月16日の記事の読み方を補強する材料になります。なおコストが読めているのは12枚だけで、コスト3以上のカードは1枚も確認できていません。カードが増えれば崩れる可能性が高い読み方であることも、当時と変わりません。

5. 「アタックを止められるのか」は書かれていない

サクラの効果は【相手のアタック中】に撃ちます。このトリガーを持つ判明済みカードは6枚で、やることが3タイプに分かれます。

タイプ枚数該当カード
相手のキャラをKOする3枚日向ヒナタ・N-006 自来也・大蛇丸
自分を場に出す2枚N-008 奈良シカマル・N-010 香燐
相手のキャラを手札に戻す1枚春野サクラ

ここで気になるのが、奈良シカマル(N-008)との書き方の差です。

シカマル: 【相手のアタック中】このカードを登場させ、そのアタックを中止させる。 サクラ: 【相手のアタック中】キャラ1枚を選ぶ:選んだカードを持ち主の手札に戻す。

シカマルには「アタックを中止させる」と明文で書いてあり、サクラには書かれていません。

ここは未確認です: アタックしてきたキャラそのものを手札に戻した場合にアタックがどうなるのかは、公式に説明されていません。他TCGでは「アタック中のカードが場を離れるとアタックも消える」処理が一般的ですが、それはこのゲームで確認できた事実ではありません。シカマルだけに中止の文言があるということは、戻しただけではアタックが止まらない可能性も残ります。ルールブック待ちです。

6. 春野サクラは、特徴の違う2バージョンが確認できている

最後に特徴欄です。公式サイトのARTWORKギャラリーにも春野サクラが載っていますが、特徴欄が一致しません。

カード特徴出どころ
春野サクラ(本記事)体術 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班Gen Conデモカードのスキャン画像
春野サクラ(アート版)特 / 木ノ葉隠れの里公式サイト

同じキャラクターに複数バージョンがあることを整理した記事のとおり、これは「うずまきナルト」「うちはサスケ」でも起きている形です。

なお{体術}は、特徴を集計した記事の時点から変わらず判明済みで2枚だけが持つ特徴で、もう1枚は秋道チョウジです。{第七班}のほうは判明済み6枚(N-001 リーダー・N-003 EX・N-004・N-009 カカシ・春野サクラ・アート版ナルト)で、そのうち{体術}を併せ持つのはサクラだけです。

7. まだ分かっていないこと

  • カード番号(画像の下部が見切れていて読めない)
  • 手札に戻したカードのルール上の扱い(EXキャラが手札から再登場できるのかを含め未発表)
  • アタック中のキャラを戻したときにアタックが止まるのか(サクラの券面に中止の文言がない)
  • 日本語版のカード名・効果テキスト・「Cha!」に対応する日本語表記(確認できているのは英語版デモカードのみ)
  • コスト3以上のカードが存在するのか(判明済みはコスト1と2だけ)
  • 収録商品(どの製品に入るかは未発表)

いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。

まとめ

  • 春野サクラはキャラクターカード・レアリティRで コスト1 / DMG 2 / POW 6 / HP 4、特徴は{体術}{木ノ葉隠れの里}{第七班}
  • 相手のキャラを場から動かす判明済み7枚のうち、6枚は「KOする」でトラッシュ行き。「持ち主の手札に戻す」と書かれているのはサクラだけ
  • 対象に制限がないためEXキャラ4枚も戻せる。その場合は【登場条件】の払い直しが必要になるとみられるが、ルールブックが未公開のため確定ではない
  • チャクラコストが読めている12枚のうち DMG 2 はサクラだけで、残り11枚は全部 DMG 1。コスト2の4枚もすべて DMG 1
  • 8月16日に確認した「本体(POW+HP)はコスト2のほうがむしろ小さい」という逆転が、打点(DMG)の側にも起きている
  • 同じ【相手のアタック中】のシカマル(N-008)には「そのアタックを中止させる」と明記があり、サクラには書かれていない

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出典: www.naruto-cardgame.com

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