うずまきナルト(N-004)と千鳥のうちはサスケは、効果の行が1字も違わない——判明済みキャラ20枚のPOW/HPは16枚が「鏡写しか左右対称」に収まっていました
この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。
カード1枚分析の第18回です。今回はうずまきナルト(N-004)を読みます。
このシリーズはガマブン太(N-005)から始めて、ここまででカード番号・ステータス・効果テキストがすべて読める判明済みキャラを、1枚ずつ全部読んできました。N-004 はその最後の1枚です。
そして最後に残っていたこのカードから、これまでの記事で見落としていた事実が1つ出てきました。あわせて、自来也(N-006)の記事に書いた記述を1か所訂正します。
この記事の前提: N-004 の券面は、Gen Con 2026で配布された英語版デモカードの高画質スキャン画像(SAMPLE透かし・NOT FOR SALE表記/Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語のカード名・効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳です。出どころが公式の公開画像ではないため、この記事には引用画像を載せません。 またカード番号「N-004」は画像の判読によるもので、該当箇所の文字が小さく確定ではありません(N-003・N-005・N-006 が確認済みのため矛盾はありません)。集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。
1. 券面を読む
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| カード名 | うずまきナルト |
| カード番号 | N-004 |
| カード種類 | キャラクターカード |
| レアリティ | R |
| チャクラコスト | 2 |
| DMG | 1 |
| POW | 5 |
| HP | 4 |
| 特徴 | 特 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 |
効果テキストは2行です。
【サポート】12枚に全部技名が入っていることを確認した記事のとおり、1行目の「螺旋丸」は効果ではなくこのサポートの名前です。
2. 効果の行が、千鳥のうちはサスケと1字も違わない
効果テキストが読める24件を総当たりで突き合わせると、効果の行が完全一致する組が2つ見つかります。
| N-004うずまきナルト N-004 | 千鳥のうちはサスケ | |
|---|---|---|
| 【サポート】の術名 | 螺旋丸 | 千鳥 |
| 効果の行 | 【自分のメイン中】キャラすべてをKOする。 | 同文 |
| チャクラコスト | 2 | 2 |
| DMG | 1 | 1 |
| POW | 5 | 4 |
| HP | 4 | 5 |
| 特徴 | 特 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 | 雷 / うちは一族 |
英語版の表記も同じで、両方とも「[During Your Main] K.O. all Characters.」です。
違うのは、術名と特徴欄と、パワー/HPが入れ替わっていることだけ。
入れ替わりはきれいな鏡写しです。N-004 が 5/4、千鳥サスケが 4/5。合計はどちらも9で、コストもDMGも同じです。
これは自来也(N-006)と大蛇丸で確認した「効果行が完全一致・POW/HPが 7/4 ⇄ 4/7」という関係と、まったく同じ形です。
【訂正】: 9月22日の自来也(N-006)の記事で「効果の行が完全一致する組が1つだけ見つかります」と書きましたが、これは誤りでした。正しくは2組です(N-006/大蛇丸 と、N-004/千鳥のうちはサスケ)。集計時に、同じ組み合わせを8月4日のデモデッキの記事で「螺旋丸と千鳥が同じ効果」としてすでに挙げていたことを見落としていました。該当記事は3言語とも訂正済みです。 自来也と大蛇丸が同文であること自体、両者のPOW/HPが 7/4 ⇄ 4/7 であること、その他の集計に変更はありません。
3. 20枚中16枚が、鏡写しか左右対称に収まっている
「1字も違わない組が2つある」と分かったところで、判明済みキャラ20枚のPOW/HPを総当たりで突き合わせてみました。
出てきたPOW/HPの組み合わせは16種類。そのうち(P/H)と(H/P)の両方が判明済みに存在するものを並べます。
| POW/HP | 該当カード | ⇄ | POW/HP | 該当カード |
|---|---|---|---|---|
| 11/10 | N-003N-003 EXナルト | ⇄ | 10/11 | N-014N-014 EXサスケ |
| 10/8 | N-005N-005 ガマブン太 | ⇄ | 8/10 | N-022N-022 マンダ |
| 7/4 | N-006 自来也/N-009 カカシ | ⇄ | 4/7 | 大蛇丸 |
| 6/4 | N-008 シカマル/春野サクラ | ⇄ | 4/6 | N-010N-010 香燐 |
| 5/4 | N-004 うずまきナルト | ⇄ | 4/5 | 千鳥のうちはサスケ |
さらに、POWとHPが同値の左右対称が2種類あります。
- 5/5: 日向ヒナタ/鬼灯水月 N-021
- 8/8: 波風ミナト N-007/うちはイタチ N-013
20枚のうち16枚が、鏡写しか左右対称のどちらかに収まっています。
相手がいないのは4枚だけで、うちはシスイ(N-016)の 5/6、山中いの(N-011)の 5/8、秋道チョウジの 7/3、重吾(N-019)の 9/7 です。
ここからは推測です: デモデッキのリストを読んだ記事で「対(つい)の設計」として整理したとおり、Gen Conのデモカードはリーダー・全体除去・レスト除去・サポート無効・切り札EXが、ナルト側とサスケ側に1枚ずつ配られる形で作られているように見えます。POW/HPの鏡写しはその延長線上にありそうですが、どのカードがどちらのデッキに入っていたかは公式に発表されておらず、鏡写しが「対のデザイン」の意図的な結果なのかも公式の説明はありません。判明済みが20枚と少ないため、未公開のカードが増えれば対称は崩れる可能性が高い点にも注意が必要です。
4. 【自分のメイン中】は、判明済みでこの2枚にしかない
トリガーの行も見ておきます。能力キーワード一覧に載っている13個のうち、【自分のメイン中】が印刷されている判明済みカードは、N-004 と千鳥のうちはサスケの2枚だけです。
しかもその2枚の効果は、両方とも「キャラすべてをKOする」。つまり——
判明済みの範囲では、【自分のメイン中】=全体除去のトリガーです。
KO効果を持つ判明済み6枚を、発動タイミングで並べ直します。
| トリガー | 枚数 | 効果 | 該当カード |
|---|---|---|---|
| 【自分のメイン中】 | 2枚 | キャラすべてをKO | N-004・千鳥サスケ |
| 【相手のアタック中】 | 3枚 | 選んでKO | 日向ヒナタ・N-006 自来也・大蛇丸 |
| 【登場時】 | 1枚 | 1枚を選んでKO | N-014N-014 EXサスケ |
除去6枚のうち3枚が相手のアタックに割り込む受け身の形で、自分の手番で能動的に撃てるのは N-004 と千鳥サスケだけという配分です(N-014 の除去は登場に付随するもので、単独では撃てません)。
そして「すべて」には「相手の」も「自分の」も書かれていません。除去カードを整理した記事のとおり、文字どおりなら自分のキャラも巻き込んで全部消えます。
ここからは推測です: 自分の場も消える全体除去を、わざわざ自分のメインフェイズにしか撃てない形にしてあるのは、「盤面を空けてから何かをする」ための札に見えます。実際、EXキャラ4枚の【登場条件】は全部「自分のキャラをトラッシュに置く」で、トラッシュを参照する効果も複数あります。ただし全体KOでトラッシュに送ったキャラが【登場条件】の支払いに使えるわけではありません(条件は「トラッシュに置く」ことそのものなので、すでにトラッシュにあるカードは払えません)。この札を撃ったあと何が起きるのかは、ルールブック待ちです。
5. N-004 は「呼ばれる側」のカードでもある
効果テキストでカード名を名指ししている判明済みカードを、8月28日の記事の集計から引きます。「うずまきナルト」を名指ししているのは2枚です。
ガマブン太(N-005) 【登場時】自分のトラッシュからEXキャラ以外の「うずまきナルト」か「自来也」か「波風ミナト」1枚を登場させる。
EXうずまきナルト(N-003) 【登場時】自分のデッキかトラッシュから「うずまきナルト」1枚までを、効果を無効にして登場させる。
ここで効いてくるのが、N-005 の側に「EXキャラ以外」と書いてあることです。
「うずまきナルト」という名前の判明済みカードは6枚(N-001 リーダー・N-003 EX・N-004・アート版3枚)。このうち、
- N-001 はリーダーなので、場に出す効果の対象にはならないと読むのが素直
- N-003 はEXキャラなので、N-005 の「EXキャラ以外」から外れる
- アート版3枚はステータスも効果も未判明
結果、N-005 が実際に釣ってこられる「うずまきナルト」は、判明済みでは N-004 の1枚だけです。
N-003 の側には「EXキャラ以外」の限定が書かれていません(前回の記事で確認したとおり、他のカードを場に出す判明済み4枚のうち、この限定がないのは N-003 だけです)。それでもデッキかトラッシュから確定で持ってこられる「うずまきナルト」として、いま券面が読める非EXの受け皿は N-004 しかありません。
つまり N-004 は、「伏せて全体除去として使い切る」「場に出して殴る」「トラッシュから N-005・N-003 で釣り直す」の3通りを持つカードです。伏せ札の記事のとおり、サポートとして伏せるか場に出すかは1枚につき一度きりの選択とみられるため、この3択は重い判断になります。
ここは未確認です: サポートとして使ったカードがトラッシュに行くのかは、公式に明記されていません。 トラッシュの記事のとおり、トラッシュに何が送られるのかを定義した公式文書はまだありません。「撃った螺旋丸を N-005 で釣り直す」というルートが成立するかどうかは、ルールブック待ちです。
6. 特徴欄の先頭だけが、リーダーとEXと違う
最後に特徴欄です。「うずまきナルト」を名乗る判明済み3枚のステータス付きカードを並べます。
| カード | 特徴 |
|---|---|
| N-001N-001 リーダー | 風 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 |
| N-003N-003 EXキャラ | 風 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 |
| N-004 キャラクター | 特 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 |
後ろの3語は同じで、先頭だけが{風}ではなく{特}です。
アート版のうずまきナルト(第七班)も{特}{人柱力}{木ノ葉隠れの里}{第七班}で、N-004 と1語も違いません。
特徴を集計した記事のとおり、{特}は判明済みで15件と最多の語です。
ここは未確認です: {特}が何を意味するのかは公式に説明されていません。 「特別」の略とも、無属性を表す記号とも読めますが、どちらも根拠がありません。公式サイトは「キャラクターカードはリーダーの色に合わせて編成できる」と説明しているだけで(用語集の「色」)、{風}のリーダーのデッキに{特}のキャラが入れられるのかどうかも未発表です。判明済みの券面だけでは、N-004 が N-001 のデッキに入るかどうかすら断定できません。
7. まだ分かっていないこと
- {特}の意味(色なのか、無属性なのか、まったく別の概念なのかが未発表)
- 「キャラすべてをKO」に自分のキャラが含まれるか(「自分の」「相手の」どちらの限定もない)
- サポートとして使ったカードの行き先(トラッシュに行くのかが未発表)
- 【自分のメイン中】がメインフェイズのどのタイミングを指すのか(4フェイズ構成は判明済みだが、内部の処理順は未発表)
- カード番号が本当に N-004 なのか(画像の判読で、文字が小さく確定していない)
- 日本語版のカード名・効果テキスト・術名(確認できているのは英語版デモカードのみ)
いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。
まとめ
- うずまきナルト(N-004)はキャラクターカード・レアリティRで コスト2 / DMG 1 / POW 5 / HP 4、特徴は{特}{人柱力}{木ノ葉隠れの里}{第七班}
- 効果の行は千鳥のうちはサスケと1字も違わない。コスト2・DMG 1・【サポート】まで共通で、POW/HP だけが 5/4 ⇄ 4/5 の鏡写し(合計はどちらも9)
- 【訂正】 自来也(N-006)の記事の「効果行が完全一致する組は1組だけ」は誤りで、正しくは2組。該当記事は3言語とも訂正済み
- 判明済みキャラ20枚のPOW/HPは、鏡写しの相手がいるのが12枚、左右対称が4枚、相手がいないのは4枚だけ
- 【自分のメイン中】は判明済みでこの2枚にしか印刷されておらず、2枚とも全体除去。除去6枚のうち自分の手番で能動的に撃てるのはこの2枚だけ
- N-004 は呼ばれる側でもあり、N-005 が実際に釣ってこられる「うずまきナルト」は判明済みでこの1枚だけ
- ただし{特}の意味も、サポートを使ったカードの行き先も未発表。3通りの使い道が実際に成立するかは確認できていない