うちはサスケ(N-014)のHP11は判明済み最大——【登場条件】で特徴を指定する唯一のカードで、判明済みの券面だけで払えるSRのEXキャラもこの1枚だけ
この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。
カード1枚分析の第17回です。今回はうちはサスケ(N-014)を読みます。
前回のうずまきナルト(N-003)で、判明済みEXキャラ4枚が 11/10 ⇄ 10/11 と 10/8 ⇄ 8/10 の2組の鏡写しになっていることを確認しました。その 10/11 側にいるのがこのカードです。
鏡写しの相手として横から見ていたときには気づかなかったのですが、このカード1枚だけを正面から読むと、「判明済みの券面だけで実際に出せるSRのEXキャラは、これしかない」という、かなり具体的な事実が出てきました。
この記事の前提: N-014 の券面は、Gen Con 2026会場で撮影された英語版デモカードの写真(SAMPLE透かし・NOT FOR SALE表記)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語のカード名・効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳です。出どころが公式の公開画像ではないため、この記事には引用画像を載せません。 集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。公式のルールブック・カードリストはまだ公開されておらず、未発表事項に対する推測は推測とはっきり分けて書きます。
1. 券面を読む
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| カード名 | うちはサスケ |
| カード番号 | N-014 |
| カード種類 | EXキャラクター |
| レアリティ | SR |
| DMG | 3 |
| POW | 10 |
| HP | 11 |
| 特徴 | 火 / 雷 / うちは一族 / 鷹 |
EXキャラクターにチャクラコストの欄はありません(EXキャラクター4枚を比較した記事のとおり、4枚とも共通です)。効果テキストは4行あります。
このカードは通常プレイできない。 【登場条件】自分のキャラ1枚と、{鷹}特徴を持つ自分のキャラ1枚をトラッシュに置く。 【速攻】(このカードは登場したターンにアタックできる) 【登場時】キャラ1枚を選ぶ:選んだカードをKOする。
カード番号の右には「SR」の表記と丸囲みのアイコンがあります(レアリティを整理した記事のとおり、SR は判明済みで5枚)。
2. HP11は、判明済みで1枚しかない
まずステータスです。判明済みキャラ20枚のHPを並べます。
HP11 は、判明済みキャラ20枚でこのカードだけが持つ値です。
POW+HP の合計も見ておきます。10+11=21 で、これはEXナルト(N-003)の 11+10=21 と並ぶ判明済み最大です。3位は 18(ガマブン太 N-005・マンダ N-022)で、EXキャラ4枚が上位4位を独占しています。
DMG 3 も、判明済みでは N-003 とこの2枚だけです。
| N-003N-003 うずまきナルト | N-014 うちはサスケ | |
|---|---|---|
| レアリティ | SR | SR |
| DMG | 3 | 3 |
| POW | 11 | 10 |
| HP | 10 | 11 |
| POW+HP | 21 | 21 |
| 【速攻】 | あり | あり |
| 【登場条件】で置く枚数 | 2枚 | 2枚 |
同じところしかない2枚のうち、N-014 だけが「殴る数字より耐える数字のほうが大きい」側です。判明済みキャラ20枚でHPがPOWを上回るのは7枚ですが、そのうちPOWが10以上あるのはこのカードとマンダ(N-022)の2枚だけです。
ここからは推測です: HPがPOWを上回る形は、アタックする側よりも、場に残って受ける側に寄せた配置に見えます。ただしHPが何を表すのかは未発表で、「HPが0になるとKOされる」といった説明は公式のどこにも書かれていません。数字の大小以上のことは言えません。
3. 【登場条件】に特徴を書いた、判明済み唯一のカード
ここがこのカードのいちばん特徴的な行です。
【登場条件】自分のキャラ1枚と、{鷹}特徴を持つ自分のキャラ1枚をトラッシュに置く。
判明済みEXキャラ4枚の【登場条件】を並べます。
| カード | レアリティ | 置く枚数 | 条件 |
|---|---|---|---|
| N-005ガマブン太 N-005 | C | 1枚 | パワー10以上のキャラ |
| N-022マンダ N-022 | R | 1枚 | 条件なし(自分のキャラ1枚) |
| N-003うずまきナルト N-003 | SR | 2枚 | 自分のキャラ1枚 + パワー10以上のキャラ |
| うちはサスケ N-014 | SR | 2枚 | 自分のキャラ1枚 + {鷹}特徴を持つキャラ |
置く枚数はレアリティにきれいに対応しています(C・R が1枚、SR が2枚)。そして条件の書き方を見ると——
{ } で特徴を指定しているのは、判明済み4枚のうち N-014 だけです。
特徴(トレイト)を整理した記事のとおり、効果テキストのなかで特徴を波カッコで参照する書き方自体は、うちはイタチ(N-013)の{うちは一族}と重吾(N-019)の{鷹}でも確認されています。ただしその2枚はどちらも「めくったカードが持っていたら」という判定条件で、払うコストそのものに特徴を書いているのは N-014 だけです。
さらに細かい点として、このカード自身も特徴に{鷹}を持っています。自分が要求する特徴を自分も持っている判明済みカードは、これ1枚です。
4. 「判明済みの券面だけで払えるか」で分けると、2枚しか残らない
第1回のガマブン太(N-005)で行き当たった壁が、ここでもう一度効いてきます。
パワー10以上のキャラは、判明済みでは3枚しかなく、その3枚は全部EXキャラです(N-003・N-005・N-014)。つまり「パワー10以上のキャラをトラッシュに置け」という条件は、判明済みの範囲では、EXキャラをもう1枚出してから捨てないと払えません。
この観点で4枚を並べ直すと、こうなります。
N-014 の条件は「自分のキャラ1枚」+「{鷹}特徴を持つ自分のキャラ1枚」。{鷹}を持つ判明済みカードは6件あり、そのうちステータスが読めて条件に使える非EXキャラは香燐(N-010)・重吾(N-019)・鬼灯水月(N-021)の3枚です。
| {鷹}を持つ判明済みカード | 種類 | コスト | POW / HP |
|---|---|---|---|
| N-010香燐 N-010 | キャラクター | 1 | 4 / 6 |
| N-019重吾 N-019 | キャラクター | 未記載 | 9 / 7 |
| N-021鬼灯水月 N-021 | キャラクター | 1 | 5 / 5 |
| N-012うちはサスケ リーダー N-012 | リーダー | — | 3 / — |
| うちはサスケ N-014 | EXキャラクター | — | 10 / 11 |
| うちはサスケ(アート版) | キャラクター | 未記載 | 未記載 |
リーダーの N-012 も{鷹}を持ちますが、リーダーは「キャラ」ではないため、条件の「{鷹}特徴を持つ自分のキャラ」には使えないと読むのが素直です(リーダーカードの記事のとおり、リーダーは場に1枚だけ置かれる別枠のカードです)。
判明済みのSR2枚のうち、いま券面が読めるカードだけで実際に出せるのは、N-014 だけです。
ここからは推測です: N-003 の条件が「判明済みでは払えない」ままなのは、まだ公開されていないパワー10以上の非EXキャラがいるか、トラッシュに置く以外の踏み台があとから出てくるかのどちらかだと思われますが、公式の説明はありません。一方 N-014 は、判明済みの券面だけで条件を満たすキャラが3枚そろっています。なおデモデッキのリストを読んだ記事で「サスケ側」と振り分けた顔ぶれは特徴欄からの当サイトの推定で、どのカードがどちらのデッキに入っていたかは公式に発表されていません。
5. 「1枚を選んでKO」に条件が1つも書かれていないのは、このカードだけ
効果の最後の行です。
【登場時】キャラ1枚を選ぶ:選んだカードをKOする。
KO効果を持つ判明済みカードは6枚で、自来也(N-006)の記事で整理したとおり、選べる枚数で3つに割れます。今回は「対象にどんな条件が書かれているか」で並べ直します。
| カード | 効果 | 対象に書かれた条件 |
|---|---|---|
| 日向ヒナタ | 1枚を選ぶ | EXキャラ以外 |
| N-006自来也 N-006 | 2枚まで選ぶ | レスト状態 |
| 大蛇丸 | 2枚まで選ぶ | レスト状態 |
| N-004うずまきナルト N-004 | すべて | 選べない(全体) |
| 千鳥のうちはサスケ | すべて | 選べない(全体) |
| うちはサスケ N-014 | 1枚を選ぶ | なし |
選べて、しかも対象に条件が1つも書かれていない除去は、判明済みでは N-014 だけです。
具体的には、「1枚を選ぶ」タイプでEXキャラを選べるのもこのカードだけということになります。日向ヒナタの除去には明示的に「EXキャラ以外の」と書かれており、EXキャラクターの記事で確認したとおり、EXキャラは効果の対象から外される側に置かれることが多いカード群です。その例外がここにあります。
もう1つ、「自分の」の限定も書かれていません。文字どおりなら自分のキャラも選べます。自来也の記事で確認したとおり、KO効果6枚はどれも「自分の」の限定を持っていないため、この点は N-014 に固有の話ではありません。
6. 【速攻】+パワー10+登場時KOが、1枚に同居している
効果の3行目と4行目を続けて読むと、登場したその場で相手のキャラを1枚KOして、そのままパワー10でアタックできる、という並びになります。
- 【登場条件】を払う自分のキャラ2枚をトラッシュへ(うち1枚は{鷹})
- 【登場時】でKOキャラ1枚を選ぶ。条件なし
- 【速攻】でアタックPOW 10 / DMG 3
【速攻】が券面に印刷されている判明済みカードは、N-003・N-014・波風ミナト(N-007)・山中いの(N-011)の4枚です。ただし N-007 は「パワーが10以上ならば得る」という条件付き、N-011 は他のキャラに配る側なので、自分が無条件に【速攻】を持っているのは N-003 と N-014 の2枚だけです。
ここは未確認です: キャラ2枚をトラッシュに置いてこの1枚に変えることが、盤面として得なのかは計算できません。 リーダーのライフを整理した記事のとおり、リーダーの LIFE 15 と勝利条件(相手のリーダーのLPを0にする)は公式に確認できていますが、アタックが通ったときにライフがいくつ減るのか、DMGがその減少量なのかは未発表です。「DMG 3 が強い」と言える材料は、現時点ではありません。
7. 特徴欄が、リーダーのうちはサスケと1語も違わない
最後に特徴欄です。N-014 は{火}{雷}{うちは一族}{鷹}。この4語の並びは、うちはサスケ リーダー(N-012)とまったく同じです。
判明済み38件で、特徴欄が完全一致するグループは7つあります。そのうちリーダーカードを含むのは2つで、どちらも「リーダー+そのデッキのEXキャラ」という同じ形をしています。
| 特徴欄 | 該当カード |
|---|---|
| 風 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 | N-001 リーダーうずまきナルト/N-003 EXうずまきナルト |
| 火 / 雷 / うちは一族 / 鷹 | N-012 リーダーうちはサスケ/N-014 EXうちはサスケ |
リーダーとEXキャラの特徴欄が1語も違わない組が、両デッキに1組ずつあります。
Gen Conのデモデッキ2種が「ナルト側」「サスケ側」に分かれていることを踏まえると、各デッキのリーダーと、そのデッキの切り札にあたるEXキャラが、特徴欄で対になっている形です。
ここは未確認です: {火}{雷}のような特徴欄の先頭の語が、そのまま「色」なのかは公式に明言されていません。 公式サイトは「キャラクターカードはリーダーの色に合わせて編成できる」と説明していますが(用語集の「色」)、日向ヒナタのように先頭が{日向一族}のカードもあり、単純な対応にはなっていません。N-012 と N-014 が{火}{雷}の2語を持つことが「2色」を意味するのかも未発表です。
なお「うちはサスケ」という名前のカードは、判明済みで6枚あります(N-012・N-014・千鳥版・アート版3枚)。これは「うずまきナルト」の6枚と並ぶ判明済み最多です。
8. まだ分かっていないこと
- 「キャラ」にリーダーが含まれるか(含まれないと読むのが自然だが、公式の定義は未発表)
- 【登場時】のKOがEXキャラにも通るのか(券面に除外の記載がないだけで、ルール側の制限は未発表)
- 【登場条件】をいつ・どこで払うのか(手札から出すのか、専用の置き場があるのかが未発表)
- DMG・HP・ライフの関係(DMG 3 が相手のライフをいくつ削るのかが未発表)
- {鷹}特徴を持つカードが他に何枚あるのか(判明済みは6件のみ)
- 日本語版のカード名・効果テキスト(確認できているのは英語版デモカードのみ)
いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。
まとめ
- うちはサスケ(N-014)はEXキャラクター・レアリティSRで DMG 3 / POW 10 / HP 11、特徴は{火}{雷}{うちは一族}{鷹}
- HP11 は判明済みキャラ20枚で唯一の最大値。POW+HP の21も N-003 と並ぶ最大で、上位4位はEXキャラ4枚が独占している
- 【登場条件】に特徴({鷹})を書いた判明済み唯一のカード。しかも自分自身も{鷹}を持つ
- 判明済みEXキャラ4枚のうち、判明済みの非EXカードだけで【登場条件】を払えるのは N-014 と N-022 の2枚だけ。SRの2枚では N-014 のみ
- 【登場時】の「キャラ1枚を選ぶ:選んだカードをKOする」は、判明済みで唯一、対象に条件が1つも書かれていない単体KO。「1枚を選ぶ」タイプでEXキャラを選べるのもこの1枚
- 特徴欄はリーダーのうちはサスケ(N-012)と1語も違わない。同じ関係が N-001 と N-003 にもある
- ただし DMG・HP・ライフの関係は未発表で、この数字が実戦で強いかどうかは計算できない