コラム

うずまきナルト リーダー(N-001)の【起動メイン】には【ターン1回】が無い——チャクラ5枚をどう割るかが、このリーダーの全部

この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。

カード1枚分析の第1回でガマブン太(N-005)を読んだとき、条件の「パワー10以上」を満たすルートとして必ず出てくるカードがありました。うずまきナルト リーダー(N-001)です。

このリーダーは、判明済み2枚のリーダーを並べて比較した記事(8/5)でも扱いました。ただしあちらの主題は2枚の差分です。この記事はN-001の1枚だけを、使う側の視点で読み直します。結論から言うと、このカードの評価は「チャクラ5枚をどう割るか」にほぼ全部が集約されます。

0回【起動メイン】の回数制限【ターン1回】の表記が無い
5枚1試合の開始時チャクラ登場コストと共用
+3パワー上昇(このターン中)対象は「キャラ1枚」

この記事の前提: 以下は当サイトのカードデータベースに登録済みのカードから整理したものです。N-001の券面は公式サイト「NARUTOカードゲームとは」の遊び方紹介に載っているサンプル画像(SAMPLE透かし・NOT FOR SALE表記)からの読み取りで、【Recovery】というバッジ名は英語版画像の表記です(日本語版の表記は画像が小さく判読できていません)。製品版で変わる可能性があり、公式のルールブック・カードリストはまだ公開されていません。未発表事項に対する推測は、推測とはっきり分けて書きます。

1. 券面を読む

うずまきナルト(N-001)のサンプルカード。リーダーカードの例として公式サイトに掲載されているもの
引用元: NARUTOカードゲーム公式サイト「NARUTOカードゲームとは」(遊び方紹介)©岸本斉史 スコット/集英社
項目記載
カード名うずまきナルト
カード番号N-001
カード種類リーダーカード
レアリティL
LIFE15
POW3
DMG1
特徴風 / 人柱力 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班

効果は2行です。

【起動メイン】自分のチャクラ1枚を裏向きにし、キャラ1枚を選ぶ:選んだカードを、このターン中、パワー+3。 【Recovery】第2ターン以降、このカードをレストにし、自分のチャクラすべてを表向きにする。

2行目の【Recovery】は、うちはサスケ リーダー(N-012)一字一句同じです。リーダー比較の記事で書いたとおり、リーダー共通の基本機能とみられます。

この記事で掘るのは1行目と、1行目と2行目が同じ資源を奪い合っているという点です。

2. 【ターン1回】が書かれていない、という事実

判明済みリーダーは2枚。【起動メイン】の書き出しを並べます。

書き出し払うもの
N-001うずまきナルト(N-001)【起動メイン】チャクラ1枚を裏向きにする
N-012うちはサスケ(N-012)【起動メイン】【ターン1回】なし

回数制限の表記があるのはサスケだけです。判明済み38件のうち【ターン1回】を持つのは、このサスケと山中いの(N-011)の2枚だけで、ナルトのリーダーには書かれていません。

券面のテキストを素直に読むかぎり、N-001の【起動メイン】は1ターンに複数回使える書き方になっています。ただし、これは「好きなだけ撃てる」という意味にはなりません。回数の上限を決めているのは、テキストではなく資源のほうだからです。

未確認: 【ターン1回】が書かれていないことが「何回でも使える」を意味するのかは、公式のルールブックが未公開のため確認できていません。 起動型能力の回数制限に関する包括的なルールが別に存在する可能性もあります。ここでは「券面にそう書かれている」という事実として扱います。

3. チャクラは5枚——そして財布は1つしかない

公式サイトが明記しているのは、対戦の開始時にリーダーカード1枚とデッキ50枚、チャクラカード5枚、登場カード1枚を用意する、という内容です。つまりチャクラは5枚しかない資源です。

そして、この5枚はキャラを場に出すためのコストでもありますコスト分析の記事で数えたとおり、判明済みでコスト欄の数値が読めるのは12枚で、内訳はコスト1が8枚・コスト2が4枚でした。

ここから、1ターンの行動はおおよそこういう配分になります。

チャクラ5枚の使い道(判明済みのコスト表記から)
コスト2のキャラ1枚を出す 判明済み4枚が該当2枚
コスト1のキャラ1枚を出す 判明済み8枚が該当1枚
【起動メイン】でパワー+3 1回あたり1枚

コスト2のキャラを1枚出したら、その時点で残りは3枚。そこから+3を撃つたびに1枚ずつ減ります。「回数無制限」は、実質的には「5枚の中でどう割るか」という話です。

これが、比較記事で「サスケが無料でターン1回、ナルトが有料で無制限」と整理した対比の、使う側から見た姿になります。サスケの能力はチャクラを1枚も使わないので、キャラを出す手数と競合しません。 ナルトは競合します。

4. 【Recovery】との関係——使ったチャクラを起こし直せる、ただしタダではない

2行目をもう一度見ます。

【Recovery】第2ターン以降、このカードをレストにし、自分のチャクラすべてを表向きにする。

裏向きのチャクラを全部起こす能力です。第2ターン以降であれば、使ったチャクラを回収できます。

ここで注意したいのは、【Recovery】がリーダー自身をレストにすることです。リーダーがレストになると何が起きるのか(アタックできないのか、アタックを受けたときに不利になるのか)は公式ルールブックが未公開のため不明ですが、少なくともタダではないことは券面に書かれています。

ここからは推測です: 【Recovery】でチャクラを起こしてから、その起こしたチャクラで【起動メイン】を撃つ——という形が成立するなら、N-001は1ターンあたりの+3の回数を、リーダーをレストにするリスクと引き換えに増やせることになります。ただし【Recovery】が1ターンに何回使えるのか、リーダーがレスト状態のときに【起動メイン】が使えるのかは、どちらも未確認です。

5. パワー+3は、実際に何を越えるのか

数字の話に移ります。判明済みでステータスが読めるキャラは20枚。そのパワーとHPの分布は次のとおりです。

判明済みキャラ20枚のHP分布
HP 3〜46枚
HP 5〜77枚
HP 8以上7枚

パワーのほうは、4〜6が10枚・7〜9が7枚・10以上が3枚です。ここに+3を重ねると、こうなります。

  • パワー4〜6の小型キャラ10枚は、+3で7〜9の帯に上がる。これは自来也(N-006)はたけカカシ(N-009)と同じ帯
  • パワー7〜9の中型キャラ7枚は、+3で10〜12の帯に上がる。これは判明済みで券面パワー10以上の3枚(すべてEXキャラ)と同じ帯
  • HPの側を見ると、HP 7以下が13枚(20枚中)。パワー7以上でぶつかれる相手は、判明済みの過半数を占める

未確認: パワーとHPがどう比べられるのか(アタックしたキャラのパワーが相手のHP以上ならKOなのか、DMGの数値がHPを削るのか)は、公式のルールブックが未公開のため確認できていません。上の読みは「パワーが高いほど有利」という前提に立った目安で、戦闘の解決方法そのものは未発表です。 この点はキャラクターのステータス記事でも未確認事項として挙げています。

6. +3は「パワー10ライン」を跨ぐ数字でもある

判明済みカードの中で、「パワー10以上」を条件として書いているカードは2枚あります。

ミナトの券面パワーは8+3でちょうど11になり、10以上のラインを越えます。 ガマブン太の【登場条件】も同じ10というラインです。

つまりN-001の+3は、単に打点を足す数字ではなく、別のカードに書かれた条件のスイッチを押す数字でもある——という読み方ができます。【速攻】とパワー10の記事で「パワー10」が3か所に現れると書いたのは、この境界線のことです。

未確認: ただし、効果で一時的に上がったパワーが、これらの条件判定に使えるのかはどこにも書かれていません。 「このターン中、パワー+3」は持続時間つきの修整で(効果の持続時間の記事を参照)、券面の数値そのものが書き換わるとは書かれていません。ここが確定しないと、「+3でミナトに【速攻】を持たせる」も「+3でガマブン太の登場条件を満たす」も、成立するかどうか分からないままです。判明済みの情報でできる読みはここまでです。

7. 特徴欄——効果が参照している特徴は持っていない

リーダーの特徴は{風}{人柱力}{木ノ葉隠れの里}{第七班}の4つです。判明済みでの枚数を見ます。

特徴カードDB38件での枚数
木ノ葉隠れの里20枚
第七班6枚
4枚
人柱力4枚

{木ノ葉隠れの里}は判明済み最多の特徴です。ただし特徴まとめの記事で整理したとおり、効果テキストが実際に参照している特徴は{鷹}{うちは一族}などに限られ、N-001が持つ4つの特徴を参照しているカードは、判明済みには1枚もありません。

ここからは推測です: 公式サイトには「キャラクターカードはリーダーの色に合わせて編成できる」という記述があります。特徴欄の先頭にある{風}が、この「色」にあたる可能性があります。ただし公式が「色」と特徴欄の関係を説明したことはなく、確認できていません。

8. まだ分かっていないこと

  • 【ターン1回】が無いことが、本当に回数無制限を意味するのか(起動型能力の包括ルールは未公開)
  • 【Recovery】が1ターンに何回使えるのかリーダーがレスト状態でも【起動メイン】が使えるのか
  • 一時的なパワー上昇が「パワー10以上」の条件判定に使えるのか(本文6節)
  • 【起動メイン】の対象「キャラ1枚」に、相手のキャラも含まれるのか(テキストに「自分の」が無い)
  • リーダーがアタックするのか(POW 3・DMG 1という数値が何に使われるのか)
  • 「リーダーの色」と特徴欄の関係

いずれも公式ルールブックの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。

まとめ

  • うずまきナルト(N-001)はリーダーカード・レアリティLで、LIFE 15 / POW 3 / DMG 1。効果は【起動メイン】と【Recovery】の2行
  • 【起動メイン】には【ターン1回】の表記が無い。判明済みリーダー2枚のうち、回数制限が書かれていないのはこの1枚だけ
  • ただし払うのはチャクラ1枚。チャクラは5枚しかなく、キャラの登場コストと同じ財布から出るため、実際の回数はその手番の使い道で決まる
  • パワー+3は、判明済みの小型キャラ10枚を中型の帯に、中型7枚をEXキャラと同じ帯に押し上げる数字。判明済みキャラのHPは7以下が13枚
  • +3は「パワー10以上」を条件にした2枚(波風ミナト・ガマブン太)のスイッチを押しうる数字でもある。ただし一時的な上昇が条件判定に使えるかは未確認

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出典: www.naruto-cardgame.com

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