はたけカカシ(N-009)の【サポート発動時】は判明済み2枚だけ——「相手の術に割り込む」唯一のタイミングと、その代償のライフ2
この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。
カード1枚分析の第8回です。今回ははたけカカシ(N-009)を読みます。
このカードは「無効」を数えた記事で「打ち消し2枚のうちの1枚」として、ライフ15の記事で「ライフに触る2枚のうちの1枚」として、午前に読んだうちはイタチ(N-013)では「止め方5種類のうちの1つ」として——いつも2枚組の片割れとして出てきました。
正面から読むと、カカシは判明済みでただ2枚しかない「相手の術に割り込む札」です。
この記事の前提: はたけカカシの券面は、Gen Con 2026の会場で撮影された英語版デモカードの写真(Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語の効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳で、【サポート発動時】という日本語の正式表記も未発表です(英語版画像の [Support Activated] にならっています)。出どころが公式ソースではないため、この記事には引用画像を載せません。 集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。公式のルールブック・カードリストはまだ公開されておらず、未発表事項に対する推測は推測とはっきり分けて書きます。
1. 券面を読む
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| カード名 | はたけカカシ |
| カード番号 | N-009 |
| カード種類 | キャラクターカード(CHARACTER) |
| レアリティ | R |
| チャクラコスト | 1 |
| DMG | 1(稲妻をあしらったデザイン数字) |
| POW | 7 |
| HP | 4 |
| 特徴 | 雷 / 木ノ葉隠れの里 / 第七班 |
効果テキストは2行です。
【サポート】雷切 【サポート発動時】そのカードを無効にする。その後、自分のライフを2減らす。
1行目の技名欄は、英語版の券面では「Lightning Blade」。サポートの技名を数えた記事で整理したとおり、【サポート】12枚のうち10枚は原作の技名、2枚はセリフ(春野サクラの「Cha!」と香燐 N-010の「Hurry up and bite me!」)で、カカシは技名型のほうです。本文の「雷切」は原作の技名との対応から書いた参考表記で、公式の日本語版カードでそう印字されることは確認できていません(日本語の術名が公式券面で確認できているのは奈良シカマル N-008の「影真似の術」1枚だけです)。
2行目が本体です。「そのカード」が何を指すのかが、このカードのすべてになります。
2. 【サポート】12枚を「いつ撃てるか」で仕分ける
判明済みで【サポート】行を持つカードは12枚です。2行目に書かれた発動タイミングで分類します。
- 【相手のアタック中】(6枚) — 日向ヒナタ・自来也 N-006・奈良シカマル N-008・香燐 N-010・大蛇丸・春野サクラ
- 【サポート発動時】(2枚) — はたけカカシ N-009・うちはシスイ N-016
- 【クイック】(2枚) — 秋道チョウジ・鬼灯水月 N-021
- 【自分のメイン中】(2枚) — うずまきナルト N-004・うちはサスケ(千鳥)
この4分類のうち、「相手が何かをしたこと」そのものに反応するのは【サポート発動時】だけです。【相手のアタック中】の6枚も相手ターンに動きますが、反応する先はアタックというターンの手順であって、相手のカードではありません。
カカシとシスイの2枚だけが、「相手が伏せ札を撃った」という行為に割り込みます。
未確認: 【サポート発動時】がどこまで反応できるのか(相手のサポートだけか、自分のサポートにも反応するのか、【サポート発動時】同士を打ち消し合えるのか)は未発表です。「そのカード」という指示語だけで対象が書かれているため、券面からは相手限定とも自分も含むとも読めません。
3. 2枚は、一字一句同じ構文で書かれている
「無効」を数えた記事で指摘したとおり、この2枚は構文まで同じです。
- はたけカカシ N-009
【サポート発動時】そのカードを無効にする。その後、自分のライフを2減らす。 - うちはシスイ N-016
【サポート発動時】そのカードを無効にする。その後、このターンから次の自分のターンのエンドフェイズまで、自分のチャクラを表向きにできない。
「そのカードを無効にする。その後、〜」まで完全に共通で、違うのは「その後」に自分が払うものだけです。
| 無効にする対象 | その後、自分が払うもの | |
|---|---|---|
| N-009はたけカカシ N-009 | そのカード | ライフ 2 |
| N-016うちはシスイ N-016 | そのカード | チャクラを表向きにできない(このターン〜次の自分のターンのエンドフェイズ) |
判明済みの範囲では、打ち消しは必ず自分が損をする形で書かれています。 条件なしで相手の術だけを消せるカードは、1枚も判明していません。
ここからは推測です: これは多くのTCGで打ち消しに置かれる制約と同じ発想——「構えている間は何もしていない札」に強すぎる効果を持たせない——に見えます。ただし判明済みが2枚しかないため、これが設計方針なのか、たまたまデモデッキに入った2枚がそうだったのかは判断できません。
4. ライフ2は、アタック何回分か
カカシが払う「ライフ2」の重さを、判明済みの数字に重ねます。
リーダーの LIFE は、判明済み2枚(N-001・N-012)とも 15 です。つまりライフ2 = 全体の約13.3%。
これをキャラのDMGに置き換えます。判明済みでステータスが読めるキャラ20枚のDMG分布は次のとおりです。
最多の DMG 1 で数えるとアタック2回分、DMG 2 なら1回分です。判明済みで最大の DMG 3(うずまきナルト N-003・うちはサスケ N-014)に対しては1回に満たない——つまりカカシの代償は「小型のアタック2回を余分に通す」くらいの重さ、と読めます。
未確認: ただしリーダーのLIFEがどう減るのか(アタックが通ったらDMGの数値だけ減るのか、1回につき1減るのか)は未発表です。ライフ15の記事でも未確認のまま残した論点で、ここが決まらないと「ライフ2」の換算も確定しません。上の読み方はDMGの数値がそのままLIFEから引かれる場合の話です。
なお、ライフに触れる判明済みカードは2枚しかなく、増やすのは香燐 N-010(自分はライフを2得る)、減らすのがカカシ(自分のライフを2減らす)——同じ「2」でちょうど対になっています。昨日の香燐の記事で書いたとおりで、この2枚を同じデッキに入れられるなら、カカシの代償を香燐で埋め戻せる計算にはなります(ただし香燐は{鷹}、カカシは{第七班}で、リーダーの色がデッキを縛るのかは未発表です)。
5. POW 7 / HP 4 ——コスト1で最も攻めに寄せた配分
カカシは打ち消し札であると同時に、場に出せばPOW 7のキャラです。判明済みのコスト1キャラ8枚を並べます。
| カード | DMG / POW / HP | POW+HP |
|---|---|---|
| はたけカカシ N-009 | 1 / 7 / 4 | 11 |
| N-016うちはシスイ N-016 | 1 / 5 / 6 | 11 |
| 秋道チョウジ | 1 / 7 / 3 | 10 |
| N-008奈良シカマル N-008 | 1 / 6 / 4 | 10 |
| 春野サクラ | 2 / 6 / 4 | 10 |
| 日向ヒナタ | 1 / 5 / 5 | 10 |
| N-021鬼灯水月 N-021 | 1 / 5 / 5 | 10 |
| N-010香燐 N-010 | 1 / 4 / 6 | 10 |
POW 7 はコスト1で最高タイ(秋道チョウジと並ぶ)で、POW+HP 11 も最高タイ(うちはシスイ N-016と並ぶ)。しかも同じ 11 の中で、カカシは攻め側(7/4)、シスイは守り側(5/6)と、配分が真逆になっています。
【サポート発動時】の2枚が同じ合計値を逆向きに割っている——という対称は、香燐の記事で見た「同じ合計10を最も守りに寄せた配分」と同じ読み方です。
ここからは推測です: 打ち消し札は手札に構えている時間が長いぶん、出遅れて場に出したときに弱いと困ります。POW 7 という数字は「打ち消しに使わなかったときの保険」に見えますが、公式の説明はありません。
6. 特徴{第七班}6枚のうち、{雷}を持つのはカカシだけ
カカシの特徴は{雷}{木ノ葉隠れの里}{第七班}の3つ。特徴の一覧と突き合わせます。
{第七班}を持つ判明済みカードは6枚です。
- うずまきナルト N-001(リーダー) — {風}
- うずまきナルト N-003(EX) — {風}
- うずまきナルト N-004 — {特}
- はたけカカシ N-009 — {雷}
- 春野サクラ — {体術}
- うずまきナルト(ARTWORK) — {特}
{雷}を持つ第七班はカカシだけです。{雷}は判明済み8枚ありますが、残る7枚は波風ミナト N-007とサスケ側(N-012・N-014・千鳥サスケ)、そして公式ARTWORKギャラリーの3枚です。
未確認: リーダーカードの記事で整理したとおり、公式サイトはキャラクターカードを「リーダーの色に合わせて編成でき、バトルの基本となるカード」と説明しており、「色」というシステムが存在すること自体は確定しています。ただし色が券面のどこに表記されるのかは未発表で、特徴欄の先頭に来る{風}{火}{雷}などが色なのかどうかも公式には説明されていません(公式はこれらを特徴として説明しているだけです)。
ここからは推測です: 仮に特徴欄の先頭が色だとすれば、ナルトリーダー({風})のデッキに{雷}のカカシを入れられるかという論点が生まれます。原作では同じ第七班の担当上忍で、{第七班}という共通の特徴もあるのですが、前提そのものが未確認なので、同居できるともできないとも言えません。
7. まだ分かっていないこと
- 【サポート発動時】の反応範囲(相手のサポート限定か、自分のサポートにも反応するのか)
- 「そのカード」の定義(発動されたサポートそのものか、その効果か)
- 【サポート発動時】同士がぶつかったときの処理(カカシをシスイで消せるのか)
- 無効にされたサポートがどこへ行くか(トラッシュか、伏せたまま残るか)
- リーダーのLIFEがどう減るのか(DMGの数値分か、1回1減か)——「ライフ2」の重さが決まる数字
- 「色」が券面のどこに表記されるのか(特徴欄の先頭が色なのかどうかも未発表)、そして色がデッキ構築をどこまで縛るのか
- 【サポート発動時】の正式な日本語表記(英語版画像の [Support Activated] しか確認できていない)
いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。
まとめ
- はたけカカシ(N-009)はキャラクターカード・レアリティRで、CHAKRA 1 / DMG 1 / POW 7 / HP 4
- 【サポート発動時】を持つ判明済みカードは2枚だけ(カカシ・シスイ N-016)。【サポート】12枚の中で、相手のサポートの発動そのものに反応できる唯一のタイミング
- 2枚は「そのカードを無効にする。その後、〜」と同じ構文で、違うのは自分が払うものだけ。カカシはライフ2、シスイはチャクラ封じ
- ライフ2は LIFE 15 の約13.3%で、最多のDMG 1 に換算するとアタック2回分(ただしLIFEの減り方自体が未発表)
- POW 7 はコスト1で最高タイ、POW+HP 11 も最高タイ。同じ11のシスイ(5/6)とは配分が真逆で、カカシは攻め側に振られている