「リーダー」を選べるカードは、うちはイタチ(N-013)だけ——「選ぶ」と書いてある9枚で唯一、盤面の主に手が届く1枚
この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。
カード1枚分析の第7回です。今回はうちはイタチ(N-013)を読みます。
このカードは当サイトの記事に何度も出てきました。「デッキの上」を数えた記事ではめくる3枚のうちの1枚として、「ならば」を数えた記事では条件付き5枚のうちの1枚として。ただしどちらも集計の1行で、このカード自身を主役にして読んだことはありません。
正面から読むと、イタチは判明済みでただ1枚、相手のリーダーに手が届くカードです。
この記事の前提: うちはイタチの券面は、Gen Con 2026で配布された英語版デモカードの高画質スキャン画像(Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語の効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳です。出どころが公式ソースではないため、この記事には引用画像を載せません。 公開された画像には補正処理によるとみられる細部の文字の乱れがあり、コスト欄・レアリティ表記は確認できていません。集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。公式のルールブック・カードリストはまだ公開されておらず、未発表事項に対する推測は推測とはっきり分けて書きます。
1. 券面を読む
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| カード名 | うちはイタチ |
| カード番号 | N-013 |
| カード種類 | キャラクターカード(CHARACTER) |
| レアリティ | 未確認(画像から判読できず) |
| チャクラコスト | 欄そのものが無い |
| DMG | 2 |
| POW | 8 |
| HP | 8 |
| 特徴 | 火 / 幻術 / うちは一族 / 暁 |
効果テキストは1行です。
【登場時】リーダーかキャラ1枚を選ぶ:自分のデッキの上から1枚公開し、公開したカードが{うちは一族}特徴を持つならば、選んだカードは相手の次のターン中、アタックできない。
短い1文ですが、この1文の中に「判明済みで唯一」が3つ入っています。順に読みます。
2. 「選ぶ」9枚のうち、リーダーを選べるのはイタチだけ
効果テキストが読める24枚を「選ぶ」の一語で横断検索すると、該当は9枚です。対象の書き方だけを並べます。
- うちはイタチ N-013 — リーダーかキャラ1枚を選ぶ
- うずまきナルト N-001(リーダー) — キャラ1枚を選ぶ
- 秋道チョウジ — キャラ1枚を選ぶ
- 日向ヒナタ — EXキャラ以外のキャラ1枚を選ぶ
- 自来也 N-006 — レスト状態のキャラを2枚まで選ぶ
- うちはサスケ N-014 — キャラ1枚を選ぶ
- 鬼灯水月 N-021 — キャラ1枚を選ぶ
- 大蛇丸 — レスト状態のキャラを2枚まで選ぶ
- 春野サクラ — キャラ1枚を選ぶ
イタチ以外の8枚は、対象が「キャラ」で統一されています。 絞り込みの条件(EXキャラ以外・レスト状態)が付くことはあっても、「リーダー」という語が対象の側に現れるのは、判明済みでイタチ1枚だけです。
これは効果テキスト全体で見ても同じで、「リーダー」という語そのものが、効果テキストが読める24枚のうちイタチの1枚にしか出てきません。
ここからは推測です: リーダーカードの記事で整理したとおり、リーダーは場に出しっぱなしの1枚で、LIFE 15 を持ち、【Recovery】でチャクラを起こし直す役目を持っています。その1枚に効果で触れられるかどうかは、ゲームの骨格に関わる論点です。判明済みの範囲では「リーダーに触れる効果は例外的に設計されている」ように見えますが、母数が24枚しかなく、カードプールが増えれば普通の書き方になる可能性も十分にあります。
3. 「止め方」は4種類あって、イタチのものは1枚だけ
効果テキストが読める24枚から「相手のカードを止める・失わせる」書き方を抜き出すと、のべ11枚が5種類に分かれます。
内訳は次のとおりです。
- KOする(6枚) — 日向ヒナタ・うずまきナルト N-004・自来也 N-006・うちはサスケ N-014・大蛇丸・うちはサスケ(千鳥)。うち N-004 と千鳥サスケの2枚は「キャラすべてをKOする」で、自分のキャラも巻き込みます(除去カードの記事参照)
- サポートを無効にする(2枚) — はたけカカシ N-009・うちはシスイ N-016(「無効」の記事参照)
- アタックを中止させる(1枚) — 奈良シカマル N-008
- 手札に戻す(1枚) — 春野サクラ
- アタックできない(1枚) — うちはイタチ N-013
イタチの止め方が他の4種類と違うのは、カードが盤面に残る点です。KOはトラッシュに落ち、バウンスは手札に戻り、シカマルはアタック1回を潰す。イタチだけが、相手のカードを場に置いたまま、機能だけを止めます。
未確認: 「アタックできない」状態のキャラが、サポートとして伏せられるのか、レストにできるのか、効果の対象になれるのかは、どこにも書かれていません。アタック以外の行動まで縛るのかどうかで、この1行の重さは変わります。
4. 「相手の次のターン中」という、判明済みで唯一の期間
効果の持続時間の書き方も、イタチは単独です。効果の期間を数えた記事の分類に、判明済みカードを当てはめ直します。
「このターン中」の4枚は全部が自分の強化(パワー+3/+5/2倍/サポート耐性)で、自分のターンに撃って自分のターンに使い切る書き方です。
対してイタチは、自分のターンに登場して、効果が効くのは相手のターン。伏せ札の読み合いの記事で整理したとおり、判明済みのカードで相手ターンに干渉する手段は【サポート】から撃つのが基本でした。キャラを場に出すだけで相手ターンに影響が残るのは、判明済みでイタチだけです。
未確認: 「相手の次のターン」がいつを指すかは、先攻・後攻や、複数の相手がいる場合の扱いが未発表なので断定できません。1対1の対戦で、自分のターンに登場させたなら、直後に来る相手のターンを指すと読むのが自然ですが、公式の説明はまだありません。
5. {うちは一族}を当てないと、何も起きない
ここまでの「唯一」は、すべて条件を満たした後の話です。イタチの効果は、その前に1枚めくります。
自分のデッキの上から1枚公開し、公開したカードが{うちは一族}特徴を持つならば
「ならば」を数えた記事で整理したとおり、「自分のデッキの上から1枚公開し、〜ならば」という同じ一文を持つカードは3枚あります。
- うちはイタチ N-013 — {うちは一族}特徴ならば、選んだカードはアタックできない
- 重吾 N-019 — 「うちはサスケ」か{鷹}特徴でEXキャラ以外ならば、そのカードを登場させる
- マンダ N-022 — EXキャラ以外のキャラならば、そのカードを登場させる
3枚とも、外したときの代替効果は書かれていません(判明済みで「そうでなければ」と書いたカードは0枚)。めくって違えば、イタチは【登場時】が空振りしたまま、POW 8 / HP 8 のキャラとして場に残るだけになります。
では当たる確率はどれくらいか。ここで効いてくるのが、{うちは一族}を持つカードの枚数です。
| カード | 種類 | デッキに入るか |
|---|---|---|
| N-012うちはサスケ N-012 | リーダーカード | 入らない |
| N-013うちはイタチ N-013 | キャラクターカード | 入る |
| N-014うちはサスケ N-014 | EXキャラクター | 別領域の可能性あり |
| N-016うちはシスイ N-016 | キャラクターカード | 入る |
| うちはサスケ(千鳥) | キャラクターカード | 入る |
| うちはサスケ(ARTWORK) | 公式ギャラリー掲載のみ | 券面未公開 |
判明済みで{うちは一族}は6枚ですが、そのうち1枚はリーダーでデッキに入りません。リーダーは場に最初から置く1枚なので、イタチの効果から見ると、自分のリーダーがサスケでも成功率は1ミリも上がらないことになります。
未確認: デッキの総枚数・同名カードの投入上限・EXキャラがデッキに入るのかは、どれも未発表です。そのため成功率は計算できません。言えるのは「{うちは一族}を多く積むほど上がる」という方向だけで、確率計算の記事で書いた手順もデッキ枚数が決まらなければ使えません。
ここからは推測です: めくった1枚がデッキの上に戻るのか、公開したまま置かれるのかも未発表ですが、戻るなら、めくった情報をそのまま次のドローに活かせることになります。デッキの上を仕込めるのは判明済みで1枚だけ——うちはサスケ リーダー N-012の【起動メイン】で、手札から1枚をデッキの上に置けます。{うちは一族}のカードをそこに置いてからイタチを出せば、めくりは確定で当たる——という並びが、券面上は成立して見えます。ただしこの2枚が同じデッキに入れられるか(リーダーの色がデッキを縛るのか)は未発表で、公式の説明もありません。
6. 【登場時】5枚のうち、普通に出せるのはイタチだけ
【登場時】を持つ判明済みカードは5枚です。ところが、この5枚は性格がはっきり2つに割れます。
| カード | 「このカードは通常プレイできない」 | 【登場条件】 |
|---|---|---|
| N-003うずまきナルト N-003 | あり | キャラ1枚+パワー10以上のキャラ1枚をトラッシュへ |
| N-005ガマブン太 N-005 | あり | パワー10以上のキャラ1枚をトラッシュへ |
| N-014うちはサスケ N-014 | あり | キャラ1枚+{鷹}のキャラ1枚をトラッシュへ |
| N-022マンダ N-022 | あり | キャラ1枚をトラッシュへ |
| うちはイタチ N-013 | なし | なし |
イタチだけが、条件なしで出せる【登場時】持ちです。残る4枚は場のキャラをトラッシュに送らないと登場できません(ガマブン太の記事で読んだとおりです)。
つまりイタチは、登場カードをレストにするだけで場に出て、その瞬間に【登場時】の抽選が回ります。判明済みの【登場時】の中で、いちばん軽い1枚です。
7. コスト欄が無い4枚——DMG 2・HP 7以上という共通点
券面にチャクラコストの欄が無いのは、山中いのの記事で読んだ法則どおりです。券面のコスト欄の数字は【サポート】として伏せ札から撃つための対価であって、キャラを場に出す費用ではありません。だから【サポート】行を持たないキャラには、コスト欄そのものが無いことになります。
判明済みの非EXキャラ16枚のうち、コスト欄が無いのは4枚です。
| カード | DMG / POW / HP | 効果の起点 |
|---|---|---|
| N-007波風ミナト N-007 | 2 / 8 / 8 | 【自分のターン中】 |
| N-011山中いの N-011 | 2 / 5 / 8 | 【起動メイン】 |
| うちはイタチ N-013 | 2 / 8 / 8 | 【登場時】 |
| N-019重吾 N-019 | 2 / 9 / 7 | 【アタック時】 |
4枚とも DMG 2・HP 7以上という共通点があります。ステータスの分布で見たとおり、判明済み非EXキャラ16枚のDMGは1が11枚・2が5枚で、DMG 2 の5枚のうち4枚がこのグループです(残る1枚は春野サクラ)。
HP でも上位に固まります。
イタチの POW 8 / HP 8 は、POW と HP の合計 16 で重吾 N-019(9+7)・波風ミナト N-007(8+8)と並ぶ非EX最高タイです。しかも同じ 16 の中で、イタチだけが攻守を均等に割った配分になっています。
ここからは推測です: 【サポート】行が無いキャラは伏せ札として使えない代わりに、盤面のカードとしての基礎値が高めに置かれている——という設計に見えます。ただし公式がステータスの設計方針を説明したことはなく、母数も16枚しかありません。
8. 特徴{暁}は判明済みで1枚だけ
最後に特徴欄です。イタチの特徴は{火}{幻術}{うちは一族}{暁}の4つ。
- {暁} — 券面が読めるカードではイタチ1枚だけ(公式ARTWORKギャラリーのうちはイタチにも付いていますが、こちらは効果・ステータス未公開)
- {幻術} — 2枚(イタチとうちはシスイ N-016)。2枚とも{うちは一族}を併せ持つ
- {うちは一族} — 6枚(本文5節の表)
- {火} — 4枚(自来也 N-006・N-012・N-013・N-014)
特徴の一覧記事で整理したとおり、効果テキストが名指しで参照している特徴は{うちは一族}と{鷹}の2つだけです。そのうち{うちは一族}を参照しているのは、イタチのこの1枚だけ({鷹}はN-014とN-019の2枚が参照)。
ここからは推測です: {暁}が判明済みで1枚しかないのは、カードプールがGen Conのデモデッキ2種に偏っているためと考えるのが自然です。原作で{暁}は組織として大きな括りなので、カードが増えれば枚数も増え、{暁}を参照する効果が出てくる可能性はあります。ただし現時点でそれを示す公式の材料はありません。
9. まだ分かっていないこと
- 「アタックできない」状態で、他に何ができなくなるのか(サポートとして伏せる・レストにする・効果の対象になる)
- 「相手の次のターン」の正確な定義(先攻・後攻、複数人対戦での扱い)
- 公開した1枚がデッキの上に戻るのか(戻るなら次のドローが確定する)
- デッキの総枚数・同名カードの投入上限(めくりの成功率を決める数字)
- EXキャラがデッキに入るのか({うちは一族}の実質枚数が変わる)
- リーダーの色がデッキ構築を縛るのか(N-012とイタチを同居させられるか)
- イタチのチャクラコスト欄・レアリティ・収録商品(画像から判読できず未確認)
いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。
まとめ
- うちはイタチ(N-013)はキャラクターカードで DMG 2 / POW 8 / HP 8。チャクラコスト欄が無く、レアリティは未確認
- 「選ぶ」と書いてある判明済み9枚のうち、対象に「リーダー」を含むのはイタチだけ。残る8枚はすべて「キャラ」しか選べない
- 「アタックできない」という止め方も、「相手の次のターン中」という期間も、判明済みでこの1枚だけ。相手のカードを盤面に残したまま機能だけを止める
- ただし効果はデッキの上を1枚めくって{うちは一族}を当てないと何も起きず、外したときの救済は書かれていない。{うちは一族}6枚のうち1枚はリーダーで、デッキには入らない
- 【登場時】を持つ判明済み5枚のうち、登場条件なしで出せるのはイタチだけ