コラム

ライフが「増える」と書いてあるのは香燐(N-010)だけ——【相手のアタック中】6枚のうち、相手の盤面に指一本触れない唯一のカード

この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。

カード1枚分析の第6回です。今回は香燐(N-010)を読みます。

このカードは、ライフ15に触れるカードを数えた記事にも、「アタック」に触れるカードを数えた記事にも、集計の1行として出てきました。ただしどちらでも「2枚のうちの1枚」「6枚のうちの1枚」として数えられただけで、このカード自身を読んだことはありません。

正面から読むと、香燐は判明済みの中でただ1枚、相手に何もしないカードです。

1枚ライフが「増える」判明済みカード減るカードも1枚だけ
6枚中1枚相手の盤面に触れない【相手のアタック中】残る5枚はKO・中止・バウンス
POW 4判明済み20枚で最低タイHP 6 はコスト1で最高タイ

この記事の前提: 香燐の券面は、Gen Con 2026で配布された英語版デモカードの高画質スキャン画像(Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語の効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳です。レアリティ表記は画像から判読できていません。出どころが公式ソースではないため、この記事には引用画像を載せません。 集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。公式のルールブック・カードリストはまだ公開されておらず、未発表事項に対する推測は推測とはっきり分けて書きます。

1. 券面を読む

項目記載
カード名香燐
カード番号N-010
カード種類キャラクターカード(CHARACTER)
レアリティ未確認(画像から判読できず)
CHAKRA(コスト)1
DMG1
POW4
HP6
特徴特 / 鷹

効果テキストは2行です。

【サポート】Hurry up and bite me! 【相手のアタック中】このカードを登場させ、自分はライフを2得る。

カード番号については補足があります。カード番号の記事で触れたとおり、当サイトは当初、会場写真をもとにN-010を日向ヒナタの番号として記載していました。その後の高画質スキャンでN-010が香燐のものだと確認できたため、ヒナタの番号は「未確認」に訂正しています。

2. 「ライフ」に触れるカードは2枚、増えるのは1枚

判明済み38件の効果テキストを「ライフ」で横断検索すると、該当は2枚しかありません。

カード記述向き
N-009はたけカカシ N-009その後、自分のライフを2減らす自分がマイナス
N-010香燐 N-010自分はライフを2得る自分がプラス

どちらも「自分の」ライフで、相手のライフを直接動かすカードは判明済みで0枚です。ライフ15の記事で整理したとおり、相手のライフはアタックでしか減らないという構図が、いまのところ崩れていません。

そのうえで、増える側は香燐1枚だけ。しかもカカシの「2減らす」とちょうど同じ数字で、増減のペアになっています

ここからは推測です: カカシの2減は打ち消しの対価として払うもので、香燐の2得は相手のアタックを受けている最中に得るものです。同じ「2」を、片方は払い、片方は取り返す——判明済みの範囲では、ライフという資源が「2」という単位で設計されているように見えます。ただし公式の説明はなく、母数も2枚しかありません。

3. ライフ2は、アタック何回分か

リーダー2枚はどちらもLIFE 15です。15に対する2が実際どれくらいなのかを、判明済みのDMG(ダメージ)から数えます。

判明済みキャラ20枚のDMG分布
  • DMG 1 11枚(55%)
  • DMG 2 7枚(35%)
  • DMG 3 2枚(10%)

リーダー2枚のDMGも、N-001N-012ともに1です。つまり——

  • DMG 1のアタック2回分(判明済みキャラの11枚とリーダー2枚がこれ)
  • DMG 2のアタック1回分(判明済みキャラの7枚)
  • DMG 3なら1回分に届かない(判明済みEXキャラ2枚)

ライフ15に対して、香燐1枚で戻せるのは「小型のアタック2回」か「中型のアタック1回」です。回復量として派手ではありませんが、コストはチャクラ1枚。判明済みのコスト1サポートの中では、もっとも軽い部類の見返りになります。

未確認: 得たライフがリーダーのLIFE 15 を超えられるのかは、どこにも書かれていません。 上限で止まるのか、15を超えて増えるのか。ライフが「カード」として管理されるのか数値なのかも未発表なので、この点はルールブック待ちです。 また、ライフを得たことでアタックそのものがどうなるのか(止まるのか、そのまま通るのか)も書かれていません。

4. 【相手のアタック中】6枚のうち、相手に触れないのは1枚だけ

【相手のアタック中】は、判明済みの【サポート】12枚の中でもっとも多いタイミング表記で、該当は6枚です。効果で仕分けると4系統に分かれます。

系統枚数カード
KOする3枚日向ヒナタ / 自来也 N-006 / 大蛇丸
アタックを中止させる1枚N-008奈良シカマル N-008
手札に戻す1枚春野サクラ
ライフを得る1枚N-010香燐 N-010

上の3系統は、すべて相手の盤面かアタックに干渉します。KOは場からどける、中止はアタックそのものを止める、バウンスは手札に戻す。

香燐だけが、相手に何もしません。 自分のライフが2増え、自分の場にキャラが1枚増える——それだけです。

【相手のアタック中】6枚が相手に干渉するか
相手の盤面・アタックに干渉する5枚
干渉しない(自分だけが得をする) 香燐のみ1枚

ここで昨日読んだ奈良シカマル(N-008)と並べると、2枚の関係がはっきりします。

「このカードを登場させ」で始まる点まで同じです。判明済みでこの一文を含むカードは4枚(シカマル・香燐・秋道チョウジ鬼灯水月 N-021)で、伏せ札の読み合いの記事で整理したとおり、このタイプは撃ってもトラッシュに行かず、キャラとして場に残ると読めます。

つまり香燐を伏せ札から撃つと、ライフ2 + 盤面のキャラ1枚が同時に手に入ります。シカマルが「アタックを止める代わりに何も得ない」のに対し、香燐は「アタックは止めないが、殴られながら2枚分の得をする」。同じ構文の2枚が、正反対の設計になっています。

5. POW 4 / HP 6 という、守りに寄せた配分

ステータスを見ます。POW 4 はステータスが読める判明済みキャラ20枚で最低タイ(ほかは大蛇丸うちはサスケ(千鳥))で、コスト1のキャラ8枚に限れば単独最低です。

一方でHP 6 は、コスト1のキャラ8枚で最高タイうちはシスイ N-016と並ぶ)。

コスト1のキャラは合計10が6枚・11が2枚——ほぼ同じ予算で配分だけが違います。その中で香燐は、同じ日に読んだ秋道チョウジ(7:3)とちょうど正反対の、8枚でもっとも守りに寄せた4:6です。

ここからは推測です: 効果が「殴る」方向を一切向いていないカードに、判明済み最低のパワーが割り当てられ、その分がHPに回っている——という作りに見えます。アタックしない札なのでパワーは要らず、殴られても残ってほしいのでHPが高い、という整理です。ただし公式がステータスの設計方針を説明したことはなく、母数も8枚しかありません。

6. 特徴{鷹}は6枚、うち非EXのキャラは4枚

香燐の特徴は{特}{鷹}の2つです。特徴の一覧記事で整理したとおり、{鷹}を持つ判明済みカードは6枚あります。

この特徴を参照するカードは2枚あり、どちらも「非EXの{鷹}キャラ4枚」を実質の対象にしています。

  • うちはサスケ N-014 — 【登場条件】自分のキャラ1枚と、{鷹}特徴を持つ自分のキャラ1枚をトラッシュに置く
  • 重吾 N-019 — 【アタック時】デッキの上から1枚公開し、「うちはサスケ」か{鷹}特徴を持つEXキャラ以外のカードならば、そのカードを登場させる

つまり香燐は、N-014を出すための素材にもなり、重吾のめくりの当たりにもなります。EXキャラの記事で整理したとおり、EXキャラは自分のカードをトラッシュに置いて出す設計なので、「先に場に出しておいて、あとで素材にする」という使い方が想定されているように読めます。

ここで効いてくるのが、香燐が【相手のアタック中】に場に出られることです。相手ターンのうちに{鷹}キャラが1枚増え、ライフも2戻る。自分のメインを迎えた時点で、素材が1枚多い状態になります。

未確認: ただし、アタックされている最中に登場したキャラがそのアタックの対象になるのか、あるいは登場した直後にKOされうるのかは書かれていません。この点はシカマルの記事でも未確認のまま残っています。

7. サポート名が「術名」ではない、2枚のうちの1枚

最後に1行目を見ます。

【サポート】Hurry up and bite me!

【サポート】12枚の術名を並べた記事で整理したとおり、【サポート】の直後には例外なく技名の欄があります。ただしその欄に入っているのが技ではなくセリフ、というカードが12枚中2枚あります。

どちらも英語版デモカードでの表記で、対応する日本語版の名称は未発表です。原作でサクラの「Cha!」が「しゃーんなろー」に当たる表現であることを踏まえると、日本語版では別の文言になる可能性が高いですが、公式に発表されていない以上、当サイトは英語のまま記載しています。

ここからは推測です: 香燐の「Hurry up and bite me!(早く噛んで)」は原作で自分を噛ませてチャクラを回復させる場面に対応する表現で、ライフを得る効果と内容が一致しています。忍術ではない行為に術名を付けられなかった結果、セリフが入った——と読むのが自然ですが、公式の説明はありません。

8. まだ分かっていないこと

  • レアリティ(画像から判読できず未確認)
  • 日本語版のサポート名(英語版は「Hurry up and bite me!」)
  • 得たライフがLIFE 15 を超えられるか(本文3節)
  • ライフを得たあと、そのアタックがどうなるか(本文3節)
  • アタック中に登場したキャラがそのアタックの対象になるか(本文6節)
  • ライフが「カード」として管理されるのか、数値なのか
  • 収録商品

いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。

まとめ

  • 香燐(N-010)はキャラクターカードでCHAKRA 1 / DMG 1 / POW 4 / HP 6。レアリティは未確認
  • 判明済み38件で「ライフ」に触れるのは2枚だけで、増えるのは香燐、減るのは、はたけカカシ(N-009)。どちらも「自分の」ライフで、相手のライフを直接動かすカードは0枚
  • ライフ2は、DMG 1のアタック2回分/DMG 2のアタック1回分。リーダーのLIFE 15 に対する回復量としては小さいが、コストはチャクラ1枚
  • 【相手のアタック中】6枚のうち、相手の盤面に何もしないのは香燐だけ。残る5枚はKO・アタック中止・バウンス
  • POW 4 は判明済み20枚で最低タイ、HP 6 はコスト1キャラ8枚で最高タイ。同じ「合計10」の予算を、8枚でもっとも守りに寄せた配分

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出典: www.naruto-cardgame.com

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