コラム

「影響を受けない」と書いてあるのは鬼灯水月(N-021)だけ——判明済みの除去7枚のうち6枚を、味方1枚だけ素通りさせる唯一の札

この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。

カード1枚分析の第9回です。今回は鬼灯水月(N-021)を読みます。

このカードは当サイトの集計記事に何度も出てきました。【クイック】を数えたところでは2枚のうちの1枚として、コスト1のキャラを並べたところでは8枚のうちの1枚として。ただしいつも表の1行で、このカード自身を主役にして読んだことはありません。

正面から読むと、水月は判明済みでただ1枚、「味方を守る」と書いてあるカードです。

24枚中1枚「影響を受けない」と書いてあるカード効果テキストが読める24枚が母数
7枚中6枚水月の耐性が向いている除去残る1枚は【サポート】ではない
2枚{水}を持つ判明済みカードEXでないのは水月だけ

この記事の前提: 鬼灯水月の券面は、Gen Con 2026で配布された英語版デモカードの高画質スキャン画像(Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語の効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳で、技名の「水化の術」も英語版の「Water Transformation Jutsu」と原作の術名から書いた参考表記です。出どころが公式ソースではないため、この記事には引用画像を載せません。 集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。公式のルールブック・カードリストはまだ公開されておらず、未発表事項に対する推測は推測とはっきり分けて書きます。

1. 券面を読む

項目記載
カード名鬼灯水月
カード番号N-021
カード種類キャラクターカード(CHARACTER)
レアリティC
チャクラコスト1
DMG1
POW5
HP5
特徴水 / 鷹

効果テキストは2行です。

【サポート】水化の術 【クイック】キャラ1枚を選ぶ:このカードを登場させ、選んだカードはこのターン中、相手のサポート効果の影響を受けない。

1行目の技名欄は、英語版の券面では「Water Transformation Jutsu」。サポートの技名を数えた記事で整理したとおり、【サポート】12枚のうち10枚は原作の技名型で、水月もそちらに入ります。

2行目の最後の一節が、このカードのすべてです。

2. 「相手を止める」書き方は3種類あって、水月のものは1枚だけ

効果テキストが読める24枚から、相手の行動を止める・効かなくする書き方を抜き出すと、3種類に分かれます。

判明済み24枚に現れる「相手を止める」書き方(枚数)
そのカードを無効にする カカシ N-009・シスイ N-0162枚
そのアタックを中止させる シカマル N-0081枚
影響を受けない 水月 N-0211枚

最初の2種類は、相手のカードや行動そのものに触れて止めます。相手のサポートを消す、相手のアタックを止める——止めた効果は、誰に対しても起きません。

水月だけが違います。相手のカードは止めません。 相手は術を撃てるし、効果も発動します。ただ選んだ味方1枚にだけ、それが届かない

判明済みの範囲で、「特定のカードを効果から守る」という書き方は、この1枚にしかありません。

3. 水月の耐性は、判明済みの除去7枚のうち6枚に向いている

なぜこの1行が重いのかは、除去を数えた記事と重ねるとはっきりします。

盤面からキャラを取り除ける判明済みの効果は7枚。その出どころの内訳はこうでした。

判明済みの除去7枚の出どころ
  • 【サポート】(伏せ札から) 6枚(86%)
  • EXキャラの【登場時】 1枚(14%)

6枚が【サポート】=伏せ札です。内訳を並べます。

残る1枚はうちはサスケ N-014の【登場時】で、これはサポートではありません

つまり水月の「相手のサポート効果の影響を受けない」という一節は、判明済みの除去7枚のうち6枚に、そのまま向いていることになります。しかも下2枚は「キャラすべてをKO」——全体除去を、味方1枚だけ生き残らせると読める書き方です。

未確認: ただし「影響を受けない」がどこまでを止めるのかは書かれていません。対象に選ぶこと自体ができなくなるのか、選ばれはするが結果が起きないのか。「キャラすべてをKO」のように対象を選ばない効果に対して働くのかどうかも、券面からは読めません。上の読み方は「影響を受けない」を文字どおりに取った場合の話です。

未確認: さらに大きい前提として、【クイック】がいつ撃てる表記なのかが未発表です。【相手のアタック中】や【自分のメイン中】は名前がタイミングを説明していますが、【クイック】は違います。相手のメインフェイズに撃てなければ、【自分のメイン中】の全体除去2枚には間に合いません。 ここが決まるまで、水月が実際に何を防げるかは確定しません。

4. 「このカードを登場させ」——守った後、場に5/5が残る

もう1つ見落とせないのが、効果の中ほどにある「このカードを登場させ」です。

この一文を含む判明済みカードは4枚あります。

伏せ札の読み合いの記事で整理したとおり、このタイプはサポートとして撃ってもトラッシュに行かず、キャラとして場に残ると読めます。

水月の場合、伏せ札から撃つと次の2つが同時に起きます。

  1. 選んだ味方1枚が、このターン中、相手のサポート効果を受けなくなる
  2. 水月自身が POW 5 / HP 5 のキャラとして場に出る

守りに使った札が盤面の1枚になる——チョウジの記事で「1枚で2役」と書いたのと同じ構造です。

ここからは推測です: 打ち消し札(カカシ N-009シスイ N-016)は「そのカードを無効にする」だけで、自分が場に残るとは書かれていません。判明済みの範囲では、打ち消しは消えて、耐性と防御は場に残るという差があるように見えます。ただし母数が少なく、これが設計方針なのかは判断できません。

5. {水}は2枚、{鷹}は6枚——水月が立っている2つの系統

水月の特徴は{水}{鷹}の2つだけです。効果テキストが読めて特徴欄もあるカードは22枚ありますが、その内訳は特徴2個が5枚・3個が10枚・4個が7枚。水月は少ないほうの5枚に入ります。

{水}——判明済み2枚、デッキに入るのは水月だけ

特徴の一覧と突き合わせると、{水}を持つ判明済みカードは2枚しかありません。

EXキャラの記事で整理したとおり、EXキャラは「このカードは通常プレイできない」と書かれた別枠のカードです。つまり通常のデッキに入る{水}のキャラは、判明済みでは水月1枚だけということになります。

{鷹}——非EXキャラ3枚が、サスケEXの【登場条件】を払える3枚

{鷹}を持つ判明済みカードは6枚です。

カード種類
N-010香燐 N-010キャラクターカード
N-019重吾 N-019キャラクターカード
鬼灯水月 N-021キャラクターカード
N-012うちはサスケ N-012リーダーカード
N-014うちはサスケ N-014EXキャラクター
うちはサスケ(ARTWORK)公式ギャラリー掲載のみ(カード番号・レアリティ・コスト・効果テキストは未公開)

この6枚のうち、キャラとして普通にデッキに入るのは香燐・重吾・水月の3枚です。リーダーはデッキに入らず、EXキャラは通常プレイできず、ARTWORKの1枚はカード番号もコストも効果テキストも未公開だからです。

ここでうちはサスケ N-014の【登場条件】を読み直します。

【登場条件】自分のキャラ1枚と、{鷹}特徴を持つ自分のキャラ1枚をトラッシュに置く。

「{鷹}特徴を持つ自分のキャラ」を払える判明済みカードは、この3枚しかありません。 水月はその1枚です。

ここからは推測です: 重吾 N-019の【アタック時】は、デッキの上をめくって「うちはサスケ」か{鷹}を当てれば登場させる効果で、うちはサスケ N-012のリーダー効果は手札の1枚をデッキの上に置けます。{鷹}を軸にしたデッキが成立する材料は揃っているように見えますが、「色」がデッキ構築をどこまで縛るのかは未発表で、この3枚を同居させられる保証はありません。

6. POW 5 / HP 5——コスト1で2枚しかない「均等配分」

水月を数字で見ます。判明済みのコスト1キャラ8枚です。

カードDMG / POW / HPPOW+HP
N-009はたけカカシ N-0091 / 7 / 411
N-016うちはシスイ N-0161 / 5 / 611
秋道チョウジ1 / 7 / 310
N-008奈良シカマル N-0081 / 6 / 410
春野サクラ2 / 6 / 410
日向ヒナタ1 / 5 / 510
鬼灯水月 N-0211 / 5 / 510
N-010香燐 N-0101 / 4 / 610

POW+HP は 10 で、コスト1では最多の並びです。目を引くのはPOW と HP が同じ数字であること。コスト1の8枚でこの配分は日向ヒナタと水月の2枚だけです。

香燐の記事では香燐(4/6)を「同じ合計10を最も守りに寄せた配分」と読み、カカシの記事ではカカシ(7/4)を攻め側と読みました。水月はそのどちらでもない、まん中です。

レアリティは Cレアリティを数えた記事で「Cの平均がRを上回った」と書いたとおり、判明済みの範囲ではCが弱いレアリティとして設計されている様子はありません。

ここからは推測です: 水月の効果は「守る」ものなので、撃ったターンに盤面を上回る必要がありません。均等配分とコスト1は、「守りに使っても、出しても損をしない」という置き方に見えますが、公式の説明はありません。

7. まだ分かっていないこと

  • 【クイック】がいつ撃てる表記なのか(相手のターンに撃てるのか。ここが決まらないと防げる範囲が確定しない)
  • 「影響を受けない」がどこまで止めるのか(対象に選ぶこと自体を防ぐのか、選ばれた後の結果だけを防ぐのか)
  • 「キャラすべてをKO」のように対象を選ばない効果に働くのか
  • 「サポート効果」の定義(【サポート】行を持つカードを伏せ札から撃ったときの効果だけを指すのか、そのカードをキャラとして出したときの効果も含むのか)
  • 自分のサポートは素通りするのか(テキストは「相手のサポート効果」と書き分けているが、「自分の」の書き分けを数えた記事のとおり例外もある)
  • 「色」がデッキ構築をどこまで縛るのか({水}{鷹}の2枚看板をどのリーダーで使えるのか)
  • 日本語版の技名表記(公式券面で日本語の術名が確認できているのは「影真似の術」1枚だけ)

いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。

まとめ

  • 鬼灯水月(N-021)はキャラクターカード・レアリティCで、CHAKRA 1 / DMG 1 / POW 5 / HP 5、特徴は{水}{鷹}
  • 効果テキストが読める24枚で、「影響を受けない」と書いてあるのは水月だけ。相手を止める書き方は他に「無効にする」2枚と「アタックを中止させる」1枚があるが、味方1枚に耐性を与えるのはこの1枚のみ
  • 判明済みの除去7枚のうち6枚は【サポート】から出る。水月の「相手のサポート効果の影響を受けない」は、その6枚に向いた書き方になっている(ただし【クイック】のタイミングが未発表のため、実際に間に合うかは未確定)
  • 「このカードを登場させ」型の4枚に含まれるため、守りに使っても POW 5 / HP 5 のキャラとして場に残る
  • {水}は判明済み2枚だけでデッキに入るのは水月のみ。{鷹}の非EXキャラ3枚(香燐・重吾・水月)は、うちはサスケ N-014の【登場条件】を払える3枚でもある

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出典: www.naruto-cardgame.com

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