マンダ(N-022)の【登場条件】は判明済みEXキャラ4枚で唯一の「無条件1枚」——なのに自分はパワー8で、他のEXの燃料になれない
この記事は当サイトによる考察・コラムです。公式発表の事実と区別するため、根拠と推測を明記しています。
カード1枚分析の第10回です。今回はマンダ(N-022)を読みます。
このカードは当サイトのカードデータベースでいちばん大きい番号のカードで、EXキャラ4枚をまとめた記事でもデッキの上をめくる3枚の記事でも表に出てきました。ただしいつも「4枚のうちの1枚」「3枚のうちの1枚」で、このカード自身を主役にして読んだことはありません。
正面から読むと、マンダは判明済みEXキャラ4枚のなかで、入口が一番広く、出口が一番狭い1枚です。
この記事の前提: マンダの券面は、Gen Con 2026で配布された英語版デモカードの高画質スキャン画像(Xユーザーの投稿)が出どころです。公式サイト・公式Xは、このカードの券面も日本語版のテキストも公開していません。 本文の日本語の効果テキストは、既出カードの表記にならった当サイトの参考訳です。出どころが公式ソースではないため、この記事には引用画像を載せません。 集計の母数は当サイトのカードデータベースに登録済みの38件(うち効果テキストが読めるのは24件、ステータスが読めるキャラは20枚)です。公式のルールブック・カードリストはまだ公開されておらず、未発表事項に対する推測は推測とはっきり分けて書きます。
1. 券面を読む
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| カード名 | マンダ |
| カード番号 | N-022 |
| カード種類 | EXキャラクター(EX CHARACTER) |
| レアリティ | R |
| チャクラコスト | 記載なし(EXキャラのため) |
| DMG | 2 |
| POW | 8 |
| HP | 10 |
| 特徴 | 特 / 蛇 |
効果テキストは3行です。
このカードは通常プレイできない。 【登場条件】自分のキャラ1枚をトラッシュに置く。 【登場時】自分のデッキの上から1枚公開し、公開したカードがEXキャラ以外のキャラならば、そのカードを登場させる。
EXキャラの記事で整理したとおり、判明済みのEXキャラ4枚は全部が「このカードは通常プレイできない」で始まり、チャクラではなく自分のキャラをトラッシュに置いて登場します。マンダもその形です。
読みどころは2行目と3行目、つまり「どう出すか」と「出たら何が起きるか」の両方にあります。
2. 【登場条件】——「1枚」で、しかも条件が付かない唯一のEX
判明済みEXキャラ4枚の【登場条件】を、支払う枚数と付いている条件で並べます。
| カード | 支払う枚数 | 付いている条件 |
|---|---|---|
| マンダ N-022 | 1枚 | なし |
| N-005ガマブン太 N-005 | 1枚 | パワー10以上 |
| N-014うちはサスケ N-014 | 2枚 | うち1枚は{鷹}特徴 |
| N-003うずまきナルト N-003 | 2枚 | うち1枚はパワー10以上 |
枚数が1枚で、かつ条件が付かないのはマンダだけです。テキストは「自分のキャラ1枚をトラッシュに置く。」の一文で終わっていて、パワーの下限も、特徴の指定も、カード名の指定もありません。
同じ「1枚」のガマブン太 N-005は「パワー10以上のキャラ1枚」。9月15日にガマブン太を読んだときに確認したとおり、この条件を券面のパワーだけで満たせる判明済みカードは3枚しかなく、しかも全部EXキャラでした。つまり同じ1枚払いでも、実際の重さはまったく違います。
支払うものを7種類に整理した記事でも触れましたが、この「自分のキャラをトラッシュに置く」という支払いは、チャクラと違って盤面を減らすタイプの対価です。マンダは判明済みで、その対価が最も小さいEXということになります。
ここからは推測です: 判明済みの4枚では、【登場条件】が重いほど【登場時】効果も直接的という並びになっています。2枚払いのEXサスケ N-014は「キャラ1枚を選ぶ:選んだカードをKOする」と対象を選べ、1枚払いのマンダは「デッキの上を1枚めくって、当たれば出る」。軽さの代わりに確実性を落としているように読めますが、EXが4枚しか判明しておらず、これが設計方針なのかは判断できません。
3. でもマンダ自身は、他のEXの支払いに使えない
ここからがこのカードの面白いところです。マンダは「一番軽く出せるEX」ですが、同時に「他のEXを出すのに一番使えないEX」でもあります。
理由は券面のパワーです。判明済みEXキャラ4枚のパワーを並べます。
| カード | POW | HP | 「パワー10以上」を満たすか |
|---|---|---|---|
| N-003うずまきナルト N-003 | 11 | 10 | 満たす |
| N-014うちはサスケ N-014 | 10 | 11 | 満たす |
| N-005ガマブン太 N-005 | 10 | 8 | 満たす |
| マンダ N-022 | 8 | 10 | 満たさない |
EX4枚のうち、券面のパワーが10に届いていないのはマンダだけです。
そしてガマブン太 N-005とEXナルト N-003の【登場条件】は、どちらも「自分のパワー10以上のキャラ1枚」を要求します。つまり——
マンダは、この2枚の登場条件の支払いに使えません。 他の3枚のEXは互いに燃料になれるのに、マンダだけがその輪から外れています。
さらに言えば、マンダの【登場時】が場に出せるのは「EXキャラ以外のキャラ」。マンダから別のEXへ繋ぐこともできません。
- 入口(マンダを出す側): 判明済みEXで最も条件が広い
- 出口(マンダを他へ繋げる側): 判明済みEXで唯一、どちらの向きにも繋がらない
【速攻】とパワー10の境界線を読んだ記事で「パワー10」が3か所に現れる境界線だと整理しましたが、マンダはその境界線の外側に置かれた唯一のEXという位置づけになります。
未確認: ただし「パワー10以上」の判定が券面の数値だけで行われるのか、効果で上がった値も含むのかは未発表です。ナルトリーダー N-001の「パワー+3」や秋道チョウジの「パワーが2倍」でマンダを10以上に押し上げられるなら、上の話は「券面だけでは満たさない」という意味にとどまります。そもそもトラッシュに置く支払いのタイミングで、そのキャラのパワーがどう参照されるのかも書かれていません。
4. 【登場時】——判明済みで最も当たり判定が広いデッキトップ公開
3行目を読みます。
【登場時】自分のデッキの上から1枚公開し、公開したカードがEXキャラ以外のキャラならば、そのカードを登場させる。
「ならば」と書いてあるカードを数えた記事のとおり、「自分のデッキの上から1枚公開し、〜ならば」という同じ一文を持つカードは判明済み3枚あります。この3枚の当たり条件を並べると、差がはっきりします。
| カード | 当たり条件 | 条件の種類 |
|---|---|---|
| N-013うちはイタチ N-013 | {うちは一族}特徴を持つ | 特徴の指定 |
| N-019重吾 N-019 | 「うちはサスケ」か{鷹}特徴を持ち、EXキャラ以外 | カード名+特徴の指定 |
| マンダ N-022 | EXキャラ以外のキャラ | 種類の指定のみ |
カード名も特徴も問わないのはマンダだけです。条件は「EXキャラ以外のキャラであること」だけで、キャラクターカードでさえあれば——チャクラカードや登場カードのような別種のカードでなければ——当たります。
イタチも項目数は1つですが、内容は「{うちは一族}特徴」という中身の指定です。特徴を数えた記事のとおり{うちは一族}を持つ判明済みカードは6枚。一方マンダの「EXキャラ以外のキャラ」はカード種類の指定なので、デッキに入るキャラクターカードはすべて当たりになります。
未確認: とはいえデッキ50枚の内訳(キャラが何枚、サポートが何枚、登場カードが何枚入るのか)は未発表です。チャクラカードの記事のとおりチャクラ5枚はデッキとは別枠ですが、登場カード S-001がデッキに何枚入るのかは分かっていません。当たる確率を数字で出せる段階ではありません。
未確認: 外れたときにどうなるかも書かれていません。条件付き効果の記事で確認したとおり、「そうでなければ〜」という代替効果を書いたカードは判明済みで0枚です。公開したカードがデッキの上に戻るのか、手札に入るのか、トラッシュに行くのかは未発表です。
5. 数字を読む——POW 8 / HP 10 という偏り
マンダのステータスを、判明済みキャラ20枚のなかに置いてみます。
まずHPです。
| カード | HP |
|---|---|
| N-014うちはサスケ N-014 | 11 |
| N-003うずまきナルト N-003 | 10 |
| マンダ N-022 | 10 |
| N-005ガマブン太 N-005 | 8 |
| N-007波風ミナト N-007 | 8 |
| N-013うちはイタチ N-013 | 8 |
| N-011山中いの N-011 | 8 |
HP 10 は判明済みで2位タイです。ステータスを全部並べた記事で確認した「3つの層」でいえば、マンダは間違いなく最上層にいます。
一方でパワーは8。判明済み非EXキャラで最大の重吾 N-019(パワー9)に負けています。 EXでありながら、通常デッキに入るキャラに殴り負ける数字です。
DMGは2。EX4枚ではEXナルト N-003とEXサスケ N-014が3、マンダとガマブン太 N-005が2で、DMG 3 のEX2枚はどちらも【速攻】持ちです。マンダには【速攻】がありません。
ここからは推測です: マンダは攻めるカードではなく、居座るカードとして数字が振られているように見えます。HP 10 で場持ちし、出た瞬間にもう1枚呼ぶ——パワー8とDMG2は、そのついでの打点という置き方です。ただし戦闘の解決手順(パワーとHPとDMGがどう突き合わされるのか)が未発表なので、この読みは確認できません。
レアリティは R。レアリティを数えた記事のとおり、EX4枚はSR2枚・R1枚・C1枚とばらけており、EXだから高レアリティ、という対応はありません。
6. 特徴{蛇}は判明済み1枚だけ
マンダの特徴は{特}{蛇}の2つです。
{特}は特徴の一覧で数えたとおり判明済み15枚と多い部類ですが、{蛇}はマンダ1枚だけです。
判明済みで1枚しか持っていない特徴は、他にこれだけあります。
- {蝦蟇}・{妙木山} — ガマブン太 N-005
- {日向一族}・{第八班} — 日向ヒナタ
- {五影} — 波風ミナト N-007
- {音隠れの里} — 大蛇丸
- {蛇} — マンダ
並べると、召喚獣側の特徴({蝦蟇}{妙木山}{蛇})がまだ薄いことが分かります。ガマブン太とマンダは原作でも対になる大蛇と大蝦蟇ですが、カード上では特徴を共有しておらず、互いを参照する効果もありません。
ここからは推測です: カード名を名指しするカードの記事で確認したとおり、ガマブン太は【登場時】で「うずまきナルト」「自来也」「波風ミナト」を名指しします。同じ口寄せ側のマンダに、大蛇丸やうちはサスケを名指しする効果が無いのは、単に判明済みの枚数が少ないからかもしれません。{蛇}を参照するカードが今後出てくるのかは未発表です。
7. まだ分かっていないこと
- 「パワー10以上」の判定に効果で上がった値が含まれるのか(含まれるなら、マンダも他のEXの燃料になれる)
- 【登場条件】の支払いタイミングと、そのときのパワーの参照方法
- デッキトップ公開が外れたとき、公開したカードがどこへ行くのか(代替効果を書いたカードは判明済みで0枚)
- デッキ50枚の内訳(キャラ/サポート/登場カードの比率が分からないため、当たる確率を数字にできない)
- EXキャラの登場にチャクラが要るのか(コストの記事のとおり、EX4枚は券面にコスト欄が確認できていない)
- EXキャラを何枚デッキに入れられるのか、そもそもデッキに入るのか(登場ルートの記事のとおり未発表)
- 特徴{蛇}を参照する効果があるのか
- 日本語版のカード名・効果テキスト(確認できているのは英語版デモカードのみ)
いずれも公式ルールブック・カードリストの公開待ちです。判明し次第、カードDBのページとこの記事を更新します。
まとめ
- マンダ(N-022)はEXキャラクター・レアリティRで、DMG 2 / POW 8 / HP 10、特徴は{特}{蛇}
- 判明済みEXキャラ4枚で、【登場条件】の支払いが「キャラ1枚」だけで条件が付かないのはマンダのみ。他の3枚には「パワー10以上」か「{鷹}特徴」の指定が入る
- 一方でマンダ自身のパワーは8。EX4枚で唯一、EXナルト(N-003)とガマブン太(N-005)が要求する「パワー10以上のキャラ1枚」を払えない。【登場時】も「EXキャラ以外」しか出せないため、どちらの向きにもEXと繋がらない唯一のEX
- 【登場時】のデッキトップ公開は判明済み3枚あるが、カード名も特徴も問わないのはマンダだけ(条件は「EXキャラ以外のキャラ」のみ)
- HP 10 は判明済み2位タイ。パワー8は非EX最大の重吾(9)に届かず、居座る側に数字が振られている
- 特徴{蛇}を持つ判明済みカードはマンダ1枚だけ